176日目 ページ25
一椛side
いつも通り入間と遊んでから帰ってくると珍しく三郎の怒ってる声が聞こえた。なんだまた喧嘩かぁ、なんて思ってると続くいち兄の怒鳴り声。
とりあえずリビングに行くのだるいなぁと思って先に手を洗おう。そう思った時聞こえてきた。
二郎「こいつ友達いないから」
つい足を止めた。いや待て待て待て。三郎にそれは地雷すぎるだろ。低脳、ちょっと、それはダメだろ。何か一言言ってやろうと思いリビングに入った。
が、少し遅かったらしい。
三郎「うるさい!!!!そんなこと今関係ないだろうが!!!!いちいち鬱陶しいんだよ!!!お前みたいに友達なんか沢山いてもバカが移るだけで……!!!」
うーーーーん、やったわ。オーラでわかる。珍しく二郎がガチで怒ってる。
二郎「おい」
三郎「な、なんだよ」
二郎「今の取り消せよ」
三郎「はぁ?僕は事実を言ったまで((一郎「三郎」」
一郎「今のはお前が悪い。謝れ」
二郎に加えいち兄も怒ってる。何も言えずに固まっていると三郎が早足にあたしの横を通り過ぎリビングを出ていく。
一椛「え、あ、三郎?!ちょっ、こんな時間に…………」
止めようにも止まらず三郎は家を出ていってしまった。リビングの方に顔を向けると相変わらず怒った顔した二郎と三郎が出ていくのを止めようとしたであろういち兄。
あたしと目が合うなり2人は今あたしが帰ってきたことに気づいたのか微妙な反応をした。いや、何この空気。やめて欲しい。
一椛「あー……た、ただいま…」
二郎「…………。」
一郎「……おかえり。わり、飯途中だから作ってくるな。」
一椛「あ、ちょ、三郎……追いかけなくていいの…………?」
一郎「反省してすぐにでも帰ってくんだろ」
いやいやいや、待って。気まづさの極みだな。三郎まだ中3だよ?!こんな時間に飛び出して普通心配しない?!飯ほんとに作りに行ったし!!!
二郎もなんか自分の部屋に戻っていくし!!「弟のこと心配じゃないの?!?!」と、叫びたいところだけど流石にこの空気で言うのは無理。
ビビりでごめん。とりあえず19時半越してまだ帰ってこなかったら電話しよう。
そう思ってただ時間が過ぎるのを待った。けど残念なことに玄関から音はしない。何回かかけたけど出ないし…………。
一椛「三郎……帰ってこないね」
一郎「飯冷めるぞ。早く食えよ。」
一椛「あ、うん…………」
ほんとに三郎、大丈夫かな……。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時