肆拾壱 ページ41
その鬼が、Aに命令をしていたんだと分かり刀を持とうとするが力を奪われていて起き上がるのもままならない。
「あ、君は殺すつもりはないよ。興味も無いし美味しくもなさそうだし。」
うるさい、汚い手でAに触るな。
目の前で連れ去られていくAを見、無力だと思い知らされ心が挫けそうになる。
虹色の孔彩を持つ鬼はばいばーい、と余裕の笑みで夜の闇に消えていった。
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「感情を残しておいてあげたけど、やっぱ無理そうだなあ」
「っ、無くすん、ですか」
Aちゃんは肩を縮こまらせて恐怖で顔を埋める。
確かにそれも面白いけど、やっぱり感情を持っている娘をいたぶった方が楽しいんだよな。
「性の鬼だし、そういう事したら強くなるんじゃない?」
「……え」
琵琶の音で飛ばされた先は、俺の部屋。
今日は信者を呼ぶのをやめて、Aちゃんと楽しもうか。そうしたらきっと強くなるだろうし。
畳に組み敷いて、ぼろぼろになった着物の襟元から手を忍ばせ体をまさぐった。
「可愛く啼いてくれよ」
「い、や…!」
幸いにも、夜はあと少しで明けてしまうから長くは出来ないのだろう。
露わになる母性の象徴である白桃は、俺の手に収まる程度だった。それでも体の小さいAちゃんでは充分な大きさだと思う。
「っは、ふ、あ」
「ん」
口も重ねて、無理矢理に舌を絡ませるから唾液が口内から沢山溢れた。
Aちゃんの唾液を指ですくって、腹より上のその山の天辺に塗りつけた。独特の滑りとてかりが益々俺を煽る。
「あはは、可愛いな」
一夜、戯れた。
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ーーー
ーーーーー
翌日の朝一にしのぶさんを訪ねてAに会い何者かに脅されているのを話した。
その後、柱内で話し合って、夕暮れになると柱の誰かと俺であの林に見廻りに行く事になった。
今日は、時透君と見廻りだった。
「居なさそうだね」
「うん…今日は、もう一周して戻ろう。」
今でも、Aは苦しんでいるかもしれない。もしかしたら体をまさぐられているかもしれない。
そう考えると居ても立ってもられなくなる。歯痒い。
時透君が一歩止まり、刀を抜いて後方へ構えた。
その理由に、一秒に満たない後で俺も気づき、刀を抜きながら目標の場所へ走った。
「Aっ!!」
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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にゃるす。(プロフ) - 最高でした!!細かい描写とキャラ達の心情が凄く心に刺さりました!!こんな素晴らしい作品を作ってくださり有難うございます!!! (2023年1月30日 21時) (レス) id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
Turtle(プロフ) - 色々とやばかったです、、、。゚(っ´;ω;`c)゚。 (2020年11月30日 23時) (レス) id: ae287d31c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 最高です!義勇好きにはたまりません!最高です! (2020年8月7日 14時) (レス) id: c22bf512a4 (このIDを非表示/違反報告)
リーのアニメ部屋 - アアアアアアアアアア!!千寿郎好きだから感謝!頑張って! (2020年8月5日 3時) (レス) id: 9f28f3c3ee (このIDを非表示/違反報告)
暁明(プロフ) - 銀時さん» 読んで楽しんでくださって嬉しいです。面白いお話作り頑張りますね。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ice.11 | 作成日時:2020年3月28日 15時