弐拾玖 ページ29
「何故そいつが此処に居る。」
「Aちゃんを預かったの、千寿郎君から。」
甘露寺の屋敷を訪れてみれば、昼から湯に使っているからもしや、そういう事なのかと思ったが。
脱衣所に知らない着物があったので何事だと湯を覗けばAだった。
「まあ本来ならどうでも良い事なのだが、甘露寺との時間を邪魔するなら別だ。」
「伊黒さん…っ！でも、また時間は作れるわ。今日は三人で過ごしましょう！」
「一緒にご飯を作ろう、Aちゃん？」とAを誘う甘露寺。甘露寺の頼みならば仕方無い。
…別に、Aが嫌いな訳では無い。寧ろ良く思っているのだが、俺は初なのかあの日のAの顔が頭から離れず、普通に接せられないのだ。
「今日はとろろ昆布のお味噌汁にしましょう！」
「頑張ります…！」
俺を置いて二人は台所に向かった。
する事も無く、俺は鏑丸に話し掛けて暇を潰した。
「…ろさ……ぐろさん…伊黒さん。」
「…あぁ」
気付けば寝ていたらしい。夜は任務だし丁度良かった。
呼びに来たのはAで、前掛けをしている姿は新鮮で意識が完全に戻った途端、俺は硬直した。
「…あの、伊黒…さん、御飯が出来まし…」
「はっ、」
寝惚けていると勘違いしたAは俺の肩を触ろうとする。
その手を掴み困惑するAを見て楽しむ。そのまま手をぐいっ、と引き接吻をした。
「あっ、ぇ…ん」
「面白いなお前」
もう一度、もう一度見たい。お前が俺の行動で踊らされているのを。
首元を痛くない程度に爪でなぞると更に良い反応を見せた。
そこまでした所で、居間の障子が開いた。
「きゃーっ！！伊黒さん、Aちゃん、可愛いわ！」
「えっ、あ、甘露」
「本当に素敵！」
甘露寺は俺の頬とAの頬に口を付け、俺達二人を纏めて抱き締めた。
「本当に三人で結婚したいわ！」
「そ、それは…やめた方が良いんじゃないか。」
甘露寺に頬に接吻をされた事に浸る時間も無く、三人で仲良く飯を食べた。
何気に結婚したいと甘露寺に言われていたのに気付き、後で悶絶した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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にゃるす。(プロフ) - 最高でした！！細かい描写とキャラ達の心情が凄く心に刺さりました！！こんな素晴らしい作品を作ってくださり有難うございます！！！ (2023年1月30日 21時) (
レス) id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
Turtle(プロフ) - 色々とやばかったです、、、｡ﾟ(っ´;ω;`ｃ)ﾟ｡ (2020年11月30日 23時) (レス) id: ae287d31c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 最高です！義勇好きにはたまりません！最高です！ (2020年8月7日 14時) (レス) id: c22bf512a4 (このIDを非表示/違反報告)
リーのアニメ部屋 - アアアアアアアアアア！！千寿郎好きだから感謝！頑張って！ (2020年8月5日 3時) (レス) id: 9f28f3c3ee (このIDを非表示/違反報告)
暁明(プロフ) - 銀時さん» 読んで楽しんでくださって嬉しいです。面白いお話作り頑張りますね。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ice.11 | 作成日時：2020年3月28日 15時
