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11【かまぼこ隊】 ページ11

あれから各地に派遣されるように、3箇所ほど鬼を退治するように回り終えた。

幸い強い鬼に遭遇することはなく、簡単な鬼の討伐のみだった。

『今日はここかな』

鬼殺隊になってからの寝泊まりは、”藤の花の家紋の家”と呼ばれる場所に行っている。

過去に鬼の襲撃から命を救われた一家や一族が、鬼殺隊に対する援助や協力を行っているらしい。そのため隊士であれば、無償での宿泊や食事を貰えるとのこと。

便利なもんだ


大きな門の前には藤の家紋が書かれている。

「はい」

扉をノックすれば、背の小さなお婆さんが出てきた。

「鬼狩り様でございますね」

案内してくれるお婆さんの後ろをついていく。随分と広い家だな、と周りを見渡す。

小ぎれいな一室へと案内され、荷物と刀を隅に置いた。

『先にお風呂に浸かりたいのですが』

そういえばすでに用意できているというので、やけに準備が早いなと驚きながらも着替えの浴衣と手ぬぐいを受け取り案内してもらった。


お風呂を上がりホカホカになりながら縁側を歩いていると、知っている香りが鼻を掠めた。

すると、少し先に縁側に座っている男の人がいた。

『...炭治郎??』

「...うええええ?!A?!」

まさかこんなところで会えるだなんて思ってもいなかった。

「久しぶりだな!元気にしてたか??」

『うん、炭治郎こそ元気そうでよかった』

変わらずのニコニコ笑顔で頭を撫でられて、ホカホカした気持ちになった。

『他にも人がいるの??』

「あぁ、紹介するよ」

縁側に座っていた炭治郎は立ち上がると、すぐそこの部屋の扉をあけた。

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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!無限列車編書いてほしいと思いました。自分のタイミングで良いのでいつか書いてください。 (2020年3月2日 13時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおいろ | 作成日時:2020年2月10日 8時

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