【呪術廻戦】無表情呪術師

無表情１３　鴎哬 ページ14

「さぁさぁA早く起きておくれ？夜は深く短いものなのだよ？」



その声に私は目を開く。すると目の前に顔が



『え、(ﾊﾞｷｯ)』


「おっと…！術式がなかったら完全にノックアウトされていたよ！流石Aだね！」


『え、誰？てかここは……どこ？』



改めて辺りを見渡すと空は夜の様に暗く月も出ているのに私の視界は明るく本やら玩具やらがふよふよと浮いていた。そして目の前には着物を着てクルクル回ったり移動したりしている男性が



「ここはAの生得領域！まぁ簡単に言えば心の中さ」


『心の中……てか貴方なんで私の名前知ってるの？そして何故そんな親しげなの』


「質問ばかりだねぇ1つずつ答えていこう。私の名前は��鴎馨��蒼月家の特級守加護呪霊をやっている者さ！」


『特級…蒼月家って事はやっぱ私の家の…』


鴎馨「そう！君の家を呪いから守る役目をしている呪霊さ！」


『……で？そんな大役をしている貴方が、何で私の生得領域にいるのさ』


鴎馨「実はねぇ…君は覚えてないだろうけど幼い頃の君は私と1度会っていてその時に縛りをつけたのさ」


『え、私と貴方が？』


鴎馨「鴎馨で構わないよ？私とAに課せられた縛りは３つある


1つ、私が人を殺さないこと

2つ、Aが私のことを20歳になるまでに思い出すこと

3つ、Aが私を呼び命じれば私は姿をあらわしそれ全てに従うこと」



「簡単な縛りだろう？」と彼……鴎馨は笑う



『何で20歳までに思い出さないといけないのよ。てか私完全に初対面だと思ってたんだけど』


鴎馨「じゃないとAは俺の事絶対思い出さないって私の全細胞が言うからさ

まぁ私と君が誓約を結んだのは君が赤子の時だし…まぁ覚えてないのも無理はないのだけどね！」


『何だろう。凄く殴りたいその笑顔』



赤子って事は生まれて間もないベイビーじゃないか。んな事覚えてないの当然でしょ

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