末路をタドル ページ2
剣side
海の中に居た。
赤い、紅い、海の中。
家族の血で染まった、海の中。
『お姉ちゃん、お姉ちゃん!!』
あぁ、そうだ。
マフィアが家族を、お姉ちゃんを、殺したんだ。
それから、ずっと、人を殺シテキタンダ
「ねぇあなた、マフィアに入らない?」
あの、アホみたいな奴が、俺の人生を変えたんだ。
「俺はマフィアが嫌いだ!!」
「首領、貴方に、忠誠を誓います」
「小雪ー、行くぞ!」
海はだんだん、青くなる。
「おい小雪!仕事丸投げするな!!」
「まじで殺すぞ」
「私は、白幻ー」
「がハッ」
「おい、楓、」
そして海は赤くなる。
そして海は紅くなる。
あぁ、この海は、俺と楓の血で染まってるのか。
諦めなければ、奇跡がおこる。
そう思ってたけど・・・
・
・
・
無理みたいだ。
小雪、ごめん
あいつ、涙もろいからな、大丈夫かな?
お姉ちゃん、今そっちに行くよ
でも、《僕》は多分、地獄にいくから、会えないかな
呼吸ができない
何も見えない
体が動かない
痛い
苦しい
あぁ、
さようなら
俺は、海の中に沈んでいった
赤い、紅い、海の中を
底の無い、海の中を
いつまでも、
何時までも、
イツマデモ、
。
。
。
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作者名:青空 奏&立夏 x他1人 | 作成日時:2018年7月19日 19時