【幼児化】すとぷり保育園！

＃２８ ページ28

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ビニールプールが綺麗になったので、空気入れがないか園長先生に尋ねた。

倉庫の奥にあるというので、ホコリまみれの倉庫を1人であさった。


『ん〜･･･あ、あった。』


少し手を伸ばせば届く距離。

わたしは歯を食いしばって一生懸命手を伸ばし、空気入れに手がついた。

よしよし。

『そんじゃ、明日膨らませるか！』

明日の午後はどのクラスも外にでないので、園庭を使うことができる。

明日水着をもってくるように政府の方(保護者さん)に頼もう。


私も明日は濡れてもいい服で、着替えをもっていこう。


ビニールプールと空気入れを園庭のはじっこに置いて、わたしは急いで教室へ戻った。


教室のドアには


" はいるときはなんかいえ "


と、書かれていた。


よく分からないので、とりあえずノックをする。


『先生だけど、はいってもいい？』


すると、さとみくんの声がドア越しに聞こえる。


「A先生、まだだめ！」


とりあえずさとみくんがいいって言うまでドアの前で待つことにした。


少しの間ドアの前で待つと、中から「はいっていいよ！」というころんくんの声が聞こえた。


わたしはゆっくりとドアを開けた。



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