【QK】160cmのパーカーと179cmの身長。［第1章］

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「あの時の先輩ほぼ放心状態だったもん」
「本当に。最初から本気で走ればよかったのに。」


そんな思い出話をしながら部活に準備が終わった。


沙彩はじぃっとあいを見る。
それに気づいたあいは1度目を大きく見開いて「なに？」っと言いそうな顔だった。


「あいくんってさ、無表情だからやる気ないのかと思ったけど、すごい頑張り屋ですごい一生懸命なんだね！」


沙彩は嬉しい幸せという満面の笑みで褒めた。
久々に実直に褒められたあいは照れくさすぎて駆け足で部活に行ってしまった。




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「さあて、陸上部はどうなっているかなぁ？」


「霜凪先輩！お久しぶりです！」


「久しぶり〜遠征疲れたわ。一走りするね」


「先輩噛み合ってないっす」


「冗談よしこさんつってなじゃあ軽く走るね〜」










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