【QK】160cmのパーカーと179cmの身長。［第1章］

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「僕が聞いてあげましょうか？」


山本は俺が色々考えている間にスパパッとあいに聞きにいった。
大丈夫かな…。山本を少し気に入ってるからって何でもかんでも話すのだろうか…。

初めは山本は座っているあいに話しかけている感じだった。
が、数分すると今は一緒に座って教科書の問題を一緒に解いている。


「あれ本末転倒じゃん。」

あいに言いくるめられてあげく勉強一緒にやってたら全然ダメじゃないか…！
山本しっかりしろ！


2人の様子を遠くから見守っている俺と河村はあの様子をじゃダメだなってなって川上を呼んできた。

「なんすか…」
「かーにぃ、GO。」


気に入られたのはお前だと肩に手を置いてグッとポーズをする河村に川上は若干イラついている様子だ。
が、河村はこの状況がよほど面白いのか笑いをこらえきれないといった表情だ。

5分だけですよと言ってあいに近づいて声をかける。
が、デジャブ。


「あーそれな、裏技があるよ…えっとな…」

あいというか山本によって誘われた川上は数学の問題を一緒に解いている。


「あーあ。結局この一連の流れ無駄だったじゃん」
「宿題が効率よく終わっただけだぁ」


再び俺と河村はあいになにがあったのか頭を悩ませる結果となった。






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