my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ10)

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110. 気づかなかった気持ちページ10

小さなシングルベッドに、2人で横になる

キュヒョンの胸に顔をうずめて、ピッタリと体をくっつけた

キュヒョンのさっきの言葉が、甘えた声が、頭の中で何度もリピートされる

だめだめだめ…こんな状態で眠れるわけがない！

キュヒョンが熟睡したら…
そっとベッドを抜け出そう

そして、カーペットの上で寝よう

そんなことを考えていると、頭の上から声がふってきた

「A、」

「…ん？」

「今日は…驚いた、よね」

「ああ…急にカフェに来てくれたこと？ビックリしたよ」

「ふふ、やっぱり」

「でも…会いに来てくれて嬉しかった」

「本当？」

「うん。だって、夜にアパートで待ち合わせるだけならメールでもいいのに」

そう答えたら、しばらくの沈黙の後、

「…ごめん、ドキドキしたよね？」

「え？したよ！突然だったし、心の準備が…」

「そうじゃ、なくて…」

なんだか言いづらそうにするから、私は少し顔を上げてキュヒョンを見た

すると思ったよりも近くにキュヒョンがいて、慌ててまた視線を下げる

「俺…不安なんだ。Aが毎日、ハヌルさんと一緒にいること」

「え…」

ハヌルの名前が出て来て、思わずドキッとする

「俺は会いたくても全然会えないのに、ハヌルさんとは毎日会ってるから…その…Aがハヌルさんを好きになるんじゃないかって」

「キュヒョナ…」

「そう考え始めたら止まらなくて、ハヌルさんと付き合った方が幸せなのかも、とか」

キュヒョンがそんなことを考えていたなんて、そんな風に不安になっていたなんて…全然気がつかなかった