my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ44)

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144. 酷ページ44

どうしよう…この感情をどうやって落ち着かせたらいいか分からない

すぐ目の前で、キュヒョンが女の人と親しげにしている

でもこれは仕事だし、そもそもメイクって近い距離じゃないとできないものだし

そう頭で理解しようとしても、

心が追いつかない

キュヒョンの形のいい顎に添えられた彼女の手は、キレイで控えめなネイルが輝いている

私のボロボロの爪なんかとは大違い

リップを塗るために半開きになったキュヒョンの口元へ、ジウさんが丁寧にリップブラシをあてる

悔しいけど、とてもキレイな二人…お似合いだ

もし二人が付き合っていたら、どんなにいいだろう

ヘアメイクとしてキュヒョンの仕事には何処へでも一緒に行けて、オフの時間は二人で過ごせる

周りの目を気にする必要もない

だって、仕事仲間、なんだから

そんな自虐的な考えを巡らせてしまう

「今日は、私がヘアも確認しますね～」

アイメイクを終えたらしいジウさんは、クシを使って丁寧にキュヒョンの髪をといていく

それからワックスをつけた手で優しくセットすると、鏡の中のキュヒョンに笑いかけた

「髪、伸びたね」

「うん」

彼の昔も今もよく知っている人

そんなことで張り合ったら、私なんて到底かなわないよ

でもどうしても、今目の前で見せられている光景は、あまりにも酷だ