my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ36)

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136. スイートルームページ36

キュヒョンと、そして私のために用意されていた部屋は、最上階のスイートルームだった

「広っ」

ドアを開けた瞬間そう感情の無い声で呟いたキュヒョンだけど、特に驚いてはいない様子

ホテルの一室とは思えない廊下を進み、たどり着いた広いリビングルームで、とりあえず荷物をテーブルの上へ置いた

「…A？」

「す、すごいね…この部屋」

ようやく放った言葉があまりにもマヌケで、自分が場違いな存在だと改めて知ることになる

なんだか不安になって、隣に立つキュヒョンを見上げた

「安心して、費用は全部会社持ちですから」

そうやっておどけると、棚の上に並んでいたパンフレットの類を手に取りくつろいだ様子でソファに座る

いやいや、そういうことじゃなくて…

あ、もちろん、それは有難いんだけど…

「こんな豪華な部屋で、二泊も？」

「うん。でもAも一緒に残れるなら、あと三泊できるよ」

「残りたい、けど…」

こんな部屋はもちろん人生初めてで、私なんて安くて固くて小さなベッドで十分なのに

そんな冗談か本気か自分でもわからないことを口にしようとした時、キュヒョンがやや控えめに呟いた

「…仕事あるもんね、ごめん」

口元を緩めたまま、またパンフレットに視線を落とすキュヒョン

何気ない会話の中で、ふとハヌルのことを気にしたんだろうと察しがついた