my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ23)

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123. 朝ページ23

翌朝は、久しぶりに自然と目が覚めた

冬の弱々しい朝陽が、カーテンの隙間から差し込んでいる

そっか…実家に帰って来てたんだっけ

長年暮らした部屋のはずなのに、自分にとってそれは既に過去のことで、懐かしさを感じていることに気がついた

それは、韓国で過ごしている日々が、今の私を作っているから

ハヌルと出会って、キュヒョンと出会って…

私はなんて恵まれているんだろう

これもきっと、タケルが導いてくれているんだよね

ありがとう…

「A～！」

階段の下から、お母さんの声が聞こえる
それから、パタパタというスリッパの音

「…何？どうしたの？」

「ちょっと！お客さん！！」

「…え？誰？夏美？」

夏美は昔から、時間を考えないで訪ねてくる子だった

家が近所なせいか、早朝も深夜もお構いなし

一度、合鍵を渡しておこうかと家族会議になったほど

「違うわよ！夏美ちゃんじゃなくって、その、男の人たち！！」

え…男の人、たち？

「なんか背の大きい男の人が二人、Aさんいますか～って玄関に来てるわよ！知ってる人？なんか…日本人じゃないみたいだけど」

まだ寝ぼけている頭で必死に考える

いや、考える必要は少しもない

だって、心当たりはもうついている

でもどうして？

まさか…

そんな言葉たちと戦いながら、私は部屋をあとにした