my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ19)

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119. 声ページ19

慌てて立ち上がり、家の外へ出た

夕暮れが早くすでに暗くなりかけていて、冬の寒さに一気に目が覚める

呼吸を整えて通話ボタンを押した

「…ヨボセヨ？」

私が呼びかけてからほんの僅かな時間、愛しいキュヒョンの声が聞こえるのを待ち遠しく感じた

でも、…違った

『Aさん…？』

「えっ……」

透き通るような女性の声が、困ったように私の名前を呼んだから

着信は確かにキュヒョンの名前だったのに、どうしてー？

もしかしたら、スタッフの人かもしれない

でも、今夜の約束のことは知らないはずだし…

『私のこと、覚えているかしら…あの、ソユンです』

「えっ！？そ、ソユンさん…？」

『そうよ、良かった…覚えていてくれて』

覚えているも何も、有名なあなたを知らない人はいないのに

さっきとは違う嫌なドキドキが全身を駆け巡る

なぜ、ソユンさんが私に電話を…

それに、キュヒョンのスマホで…

『突然ごめんなさいね、実は今日のこと、ちゃんと謝りたくて』

「えっと…あの…」

『キュヒョナから聞いてるわ。今夜、日本で会う約束をしていたんでしょう？』

「ええ、まぁ…」

言ってもいいのかな…でも、知ってるみたいだし…

咄嗟のことで曖昧に返事をすると、ソユンさんは電話越しに小さく笑った

『隠さなくても大丈夫、彼って私になんでも話してくれるの。だからあなたとのことも…ね』

「へぇ…」

さっきから間抜けな相槌しか打てないくらい慌てているのに

彼女の言葉の端々からは、あからさまな敵対心をしっかりと感じ取っていた