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涼に目をやると、少し驚いた顔をしてこっちを見ていた。こんな至近距離で目を合わすことなんて無かったから、少し恥ずかしかった。
いつ見ても、整った顔してるよなぁ。
「だ、だからさ・・その、俺もお前のこと、好きだよ」
あれ、『好き』って言うのって、こんなに恥ずかしかったっけ。
「・・・いや、俺とお前の好きは、意味が違うだろ?」
冷静に、涼は俺に質問してくる。
今の自分に一番ふさわしい言葉が見つからず、俺は焦ってばっかりだ。
「・・それは、分からない。ごめん・・。でも、涼と一緒にいられなくなるのはやだ!!」
ありのままの言葉をぶつけた。
「・・・えぇ??(笑)」
もう一度、顔を合わせると、涼は笑っていた。
「え、何だよ!」
「いや、やだって・・子どもかよ!(笑)」
ほんと笑ったり泣いたり怒ったり情緒不安定なやつだな。
「だっ・・だから!!これからもそばにいてくださいってことだよ!!」
「・・・お前、それってOKってことでいいの?」
俺は、この後どうなるか知りもせずにこう答えた。
「当たり前だろ!!」
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MIMU(プロフ) - ぜんさん» ありがとうございます!頻度は少ないかもしれませんがこっそり更新していきます、、よろしくお願いします! (2019年10月6日 12時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)
ぜん - めっちゃ面白いです…!どこかの恋愛小説より面白いです!続きが楽しみです。これからも頑張って下さい! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 94ed2a9255 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - あっちゃんさんさん» コメントありがとうございます!本出してみたいですね・・読んでいただけて嬉しいです! (2019年8月22日 10時) (レス) id: cd16da8080 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃんさん(プロフ) - 久々に小説らしい小説を読んだ気がする……ガチで本出してそう。ちょー好みだわ。 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 9c25d881f6 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - たぴおかさん» あ、あ、ありがとうございます!!頻度は高くないですが頑張ります!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIMU | 作成日時:2019年7月30日 18時