あさのおばけ【名前変換オリジナル】

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「そういえば、お前らいつまでシフト入れるんだ？」

勤務が始まり、キッチンで店長がオーダーを作りながら話しかけてくる。

そういえば考えてなかったなぁ。

「まぁ俺はいつでも大歓迎だけどな！二人とも仕事早いからほんっと助かる」

笑いながら皿にフレンチトーストを盛り付けている。相変わらずクオリティが高すぎてついていけない。

このカフェは店長と俺らと、大学生のバイトとフリーターで回している。人自体は多くない。俺らがここでは最年少だ。

「涼、お前どうするか決めてる？」

「え？まーとりあえず夏休みは週1とかかなぁ・・。多分一般入試まで残るから、まだそこまで焦らなくてもいいかなーって感じだし」

「涼は頭いいし受かるだろフツーに。俺は推薦で行かないとどこも受からねぇしなぁ・・夏は入らないかも」

「マジで？」

進路の話は普段しないが、お互い別の大学なことは分かっている。

俺は夢とかは特にないけど、俊平は医療系に進むらしい。国語とかはバカの極みだが、理系は強い。あいつならすぐに受験は終わるだろう。





「じゃ、二人とも、お疲れさん！」

「お疲れっした！！」

「お疲れ様でーす」

電車に乗ってから、それぞれの最寄りまでは15分くらいだ。

俊平の方がひとつ手前だ。

「俊平はもう入らねーの？」

「明後日でラスト勤務だわ。さっき店長に報告した！」

「えー！もう会えねぇーじゃん！」

しばらくは一人かー。寂しいなぁ・・。

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