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．
「……河内、」
河内「あっ、Aさん！！」
スッキリするまで泣いて、赤く腫れた目がバレないように顔を洗って足を進めたのは河内の自室。
開いていた襖から中を除けば、縁側に座り空を見上げる河内がおった。
「ごめん急に、言いたいことがあって」
河内「すみません！！」
「え、」
きっと、榊隊としてあの場にいなかったことを後悔してるはずや。
振り向いた時、たしかに赤く腫れた目が視界に入った。
しかし、それも一瞬にして頭を下げた河内によって見えなくなった。
河内「作戦だったとはいえ、榊隊の参謀である私が…榊隊として今回戦えなかったこと…とても後悔してます、」
河内「私は…！！ここに来てから…Aさんの人柄に触れて…そんなAさんが束ねる榊体の団結力を見て…学んだことが沢山あります！！」
河内「先程は情けない姿を見せてしまい…1番辛いのはAさんなのに気を遣わせてしまい申し訳ありませんでした！！」
「…か、かわち…」
深く、頭を下げる河内にうちは圧倒されとった。
でも、頭を下げながらもギュッと服を握りしめる手に強い力が込められてるのがすぐに分かった。
河内「Aさんは…優しくて、誰よりも仲間思いで、決して人を見捨てない温かい心を持ってます…！！」
河内「私は…！！これから先もAさんに着いていきます！！何があってもです…！！！」
河内「だからとは言いませんが…！」
外まで響いていた大きな声が、急に小さくなった。
ポタポタと落ちてくそれは、床にシミをつくっていく。
河内「Aさん…たまにはっ…私たちにも頼ってくだざい…なんでもいいでずっ」
河内「私だっで…あなだの支えになりだいっ…！」
「……ｯ」
ああ、せっかく抑えたはずやのに…。
ツンと鼻から目尻へと、また薄い膜が貼られていく。
「ｽﾞｽﾞｯ…はぁ……」
うちは阿呆や。
こんなにも思ってくれてる人が沢山おったのに
未だ頭を下げたままの河内の肩をたたく。
顔だけを上げた河内と視線が合うように、しゃがみこめばグズグズの顔をした河内と目が合うた
「ははっ、ぶっさいくやなぁ」
河内「Aざんも…泣いてるじゃないでずが…」
「ん、泣かされてもうたわ」
ゴシゴシと袖で顔を拭う河内、
「…なぁ、うちの話聞いてくれるか」
ゆっくり、また始めていこ
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
