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黒子野｢...死者28名、負傷者50名です｣
銀時｢そうか、こりゃ一時休戦だな｣
黒子野の報告に銀時は目の前の小さな背中を見つめながら答えた。
戦で命を落とした者達の墓、一つずつ、手を合わせるAの隣を彼女の部下である河内が続く。
銀時｢...黒子野、続き｣
黒子野｢...はい、死者のうち、銀時さんの隊2名
鬼兵隊3名、桂さんの隊1名...｣
高杉｢.......｣
黒子野｢Aさんの隊、22名...です
情報によると、幕軍側の新兵器による死が殆どでした。｣
坂本｢新兵器、ってなんじゃ、｣
黒子野｢一発の発砲から玉が三つ出る仕組みになっている銃です｣
坂本｢...玉一つ避けれても、いうやつか｣
黒子野｢.....はい、その新兵器を持つ部隊がたまたまAさんの隊の位置に集まって...｣
運が悪かった。
それで済む話なのか。
桂｢...尚更、よく八名も生還できたな...｣
黒子野｢.....部下の皆さん曰く、殆どAさんがやったと、聞きました｣
桂｢.....そうか、｣
目の前で墓に手を合わせる二人。
頭を抱え肩を震わせる河内の背中をAは撫でていた。
河内｢.....っ...ｸﾞｽｯ｣
A｢.........河内、もう今日は寝え｣
河内｢...はい...すいませ...｣
A｢.......ごめんな｣
顔を伏せ部屋に戻る部下の姿に、きつく下唇を噛むAの表情は前髪がかかってよく読めない。
ただ、頬に沿って落ちる涙だけが確認できた。
ふぅ、と一息ついた桂は、最後の墓から立ち上がったAの元へと足を進め、坂本もそれに続いた
A｢...........」
近づくにつれ、彼女の顔がハッキリと確認できる。
拳を握る手に、力が込められているのが伝わった。
そして、時たま見せる、彼女の冷めた瞳が目に入る。
桂「っ……A、」
あまりにも冷たい瞳に、少し怯みそうになるほどだ。
ゆっくりと、彼女の焦点が彼らに合わさる。
A「………なに、」
光のない、虚ろなその瞳に足が止まる桂と坂本。
ゾッと背中に寒気が走った。
銀時「Aちゃん、瞳孔開いてんぞ」
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
