愛され男子Hokuto.M

尊敬 ページ44

ジェシーSide









病院から、電話が来て出てみると、樹にいからで。









北斗が、長期の入院が必要だから、俺らも付き添うし、その間家を切り盛りする人が居なくなるから、代わりにお前が家事をしろと。









そんなような内容だった。









ついでに兄ちゃんからの伝言も。









大我には絶対に言うな。









だそうで、おしゃべりの俺や慎太郎には、若干無理のある指令だった。









ただ喋ってしまうと大我兄さんがどうなってしまうか分かってる俺たちが考え出した作戦。









題して忙しいアピールをしよう作戦。








俺は家事に追われているようにしといてと。









慎太郎は、テストの点が悪くて勉強してる設定だ。









こっちはどうにかなる。









問題があるならば、家事の方だ。








取り敢えず、朝から洗濯機を回してみたのだが。









泡がもくもくあふれてきてそれはそれは大変なことになった。









洗濯を外に干したら、途中で雨に降られて、また振出しに戻ってしまう始末。









やっとこさで、お昼を迎えて某有名クッキングサイトで、調べながら作ったチャーハンは、なぜか、真っ黒のホットケーキのような塊と化した。









北斗は、学校行きながらこれを全部こなしてたんだと思うと、感謝しかないよ。









無理し過ぎなんだよ…

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