頭痛 ページ4
大我Side
ガチャンッ))
キッチンからの大きな物音で、目を覚ました。
今の時刻...
11時半。
兄ちゃん、一番に家を出るから絶対に違う。
樹、あいつは医者の卵で今日も研修に行ったはずだから違う。
北斗、受験生なのに部活の部長をやってて、塾も言ってるから帰りは遅いはず。
ジェシーと慎太郎は高校生になりたてでバリバリ学生生活を送っているはず。
俺は、体調のいい日は、大学に課題を出しに行く、けどそれ以外は寝て過ごすから。
こんな昼間に、キッチンに人がいるなんて珍しい。
泥棒かな?
取り敢えず、護身用に樹の机にもたれかけてある、野球のバットを持って、キッチンへ向かった。
「誰かいるの?」
?「にぃさったっすけてっ」
俺のことを、兄さんと呼ぶのは樹と北斗だけだ。
「樹?北斗?どっち?」
北斗「ほくっハアッハァ
にぃさっ…」
恐る恐る、キッチンをのぞき込むと…
薬を飲もうとして落としたのだろう。
シートの薬とガラスのコップの破片、飛び散った水がまず初めに目に入った。
北斗はというと、片手は頭を押さえてうずくまり、もう片方の手はガラスの破片で切ったのだろう、血がだらだらと溢れ出している。
取り敢えず北斗を抱えて、ソファーに移し、止血をして、本人が飲もうとしていたであろう、頭痛薬を飲ました。
そしてキッチンをかたずけに戻ると、ちょうど薬が効いてきたのかさっきまで泣いていた北斗から、今度は規則正しい寝息が聞こえてきた。
それにしても、北斗が体調壊すなんてめっずらしいことだ。
昔は北斗を担ぐこともできなかったのに…
どんだけ我慢してたんだよ。
いつの間にかあんなに軽くなちゃって。
取り敢えず、兄ちゃんが帰ってきたら事情聴取だ。
それまで何もなく寝れたらいいけど…
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杏 - ほく松さん» 只今帰りました!ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - お疲れ様です!!!おかえりなさい!!!無理せずに頑張ってください!!!この小説大好きです!!! (2020年2月3日 21時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - ほく松さん» 有難うございます!無事に終わって帰ってくることが出来ました。これからも頑張って更新していきます。どうぞ宜しくお願い致します。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - 大学入試頑張ってください!!!応援してます!!!そして小説の更新も楽しみにしてます!!! (2020年1月29日 23時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 雛さん» 有難うございます!続きが楽しみといってもらえる小説を書き続けられるように頑張るのでこれからも、宜しくお願い致します。 (2020年1月22日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛 | 作成日時:2020年1月9日 21時