愛され男子Hokuto.M

朝食 ページ18

北斗Side









いつも、絶対に兄ちゃんの方が早起きなのに、今日は先に降りてきてしまった。


だから昨日のお詫びも含めて、4時半から頑張って、兄弟分のお弁当を作って、朝ごはんはちょっと豪華に、フレンチトーストにしてみた。




ジュー))




自分で焼いててなんだけど正直めっちゃうまそう。


前の誕生日にみんなが俺に焼いてくれた、セメントみたいなホットケーキとは違って。


パンに吸わせた卵液の良いにおいがする。


ちょうど、良いぐわいに焼けて、お皿に盛りつけて、お弁当を詰めて、紅茶のためのお湯を沸かしていると、兄ちゃんが起きてきた。





「兄ちゃんおはよう。」


優吾「おはよう。北斗もう大丈夫なの？
昨日は突然倒れてびっくりしたんだから。」


「ごめんって。ありがと、兄ちゃん。」


優吾「俺は全然いいけど、樹とか大我とかにちゃんとお礼言っとけよ。」


「分かってる。」




兄ちゃんの良いところはそれ以上深入りして聞いてこないところだ。


これ以上聞かれるとやだなってところがちゃんとわかってる人だ。


一番最初に起きてきたのが兄ちゃんでよかったよ。


にぃ、だと過剰に心配しそうだからね。


まあ、あの寝起き最悪のにぃが自分で起きてくるはずもないか。


ジェシーとか慎太郎とかにも、心配かけちゃったよな。


起きてきたらちゃんと誤とこ。


ちなみになんだけど、今日はお弁当の中身もちょっと豪華。


ロコモコ丼風のどんぶりを作ってみた。


みんな喜ぶといいな。









とか言って自分が一番楽しみにしてたりするのは内緒にしとこうと思う。

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