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こんにちは ブス大根です
謎の手に引っぱり込まれ
迷い込んだ七不思議 カガミジゴクの境界で
私は今…
大根責めを受けています
葵「とっても素敵な鏡でしょう?
怖いものはぜーんぶお見通しなのよ❤︎」
時は少し遡り…
突然私達の目の前に現れた大きな鏡に
映った土籠先生の言葉に倒れてしまったAちゃんに
駆け寄った私はいつの間にか鏡に近寄ってしまったらしく
今度は鏡に映った葵を筆頭に私が責められているというワケです…
寧「うっ うっ…
私達だけ責められるなんてズルい…
ミツバくんも大根責めされればいいのよ!!」
私は何故か鏡の中の葵と共に大根責めしてくるミツバくんを
ぐいっと鏡の前まで押し出した
だけど、ミツバくんが鏡の前に立った瞬間
寧「え…何も映らない…?
どうしたのかな…」
ミ「……
…ここに来た時からそうだったんだよね
僕じゃ何も映らない 幽霊だからかな
それか…記憶がないからかもね」
寧「記憶が…?」
ミ「覚えてないんだ
生きてた頃のこととかなんで死んだとか
まぁ…覚えてたところで死んでるんだけど」
寧「ミツバくん…」
そう言って鏡を見つめるミツバくんは
とても寂しそうな顔をしていた
寧(どうしよう…なんて声をかければ…)
ミ「……それで?
この大根地獄から出るにはどうしたらいいわけ?
ついでにそこで丸まってる地味女も…」
寧「かかかカガミジゴクだから!!
よ 依代を壊せばいいはずだけど…」
そう言って未だ気を失うAちゃんへ駆け寄る
寧(どうしよう…)
葵「ブス大根ちゃん、あんな所まで行きたいの?」
寧「わっまた出た!!
…あんな所…?」
葵「あ・そ・こ❤︎」
鏡の中の葵が指を指す先を見上げると
寧「え あれはまさか…」
境界の天井に小さく見える依代があった
葵「依代のある上の階層まで行くには
この鏡を通る必要があるのよ
でもこの鏡は可愛い人専用だから❤︎
かわいそうだけど…寧々ちゃんみたいなブス大根は
通してあげられないんだ…」
寧「やめて!葵はそんなこと言わない!
花子くん助けてーー!!」
ミ「花子くん…?」
私が花子くんを呼んだと同時に
辺りの明かりが一斉に消えて時計の音が鳴り響く
寧「な 何…?急に暗く…」
ミ「これなんの音?」
葵「ウフ…ブス大根ちゃん
もうそろそろわかったでしょ?
こんなに足首の太い人間はいないほうがいい…
生きてる価値がないの❤︎だからね…
私があなた達と入れ替わってあげましょう」
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時