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光「なるほど...16時の書庫でそんなことが...」
「花子くん...昔ここの生徒だったんですね」
寧「あのね...私...私...
もう花子くんと仲良くしない方がいいかもしれない」
「!」
寧「だって!花子くんってもう死んでるんだよ!」
光「そっそッスね」
「というか出会った時から死んでるのでは?」
更に寧々先輩は続ける
寧「悪霊!七不思議!しかも ひ...人殺し!
誰かにいじめられてたみたいだったし...
きっとその相手をざっくりやっちゃったのよ」
そして段々とヒートアップしていく
寧「前々から掴みどころがなくて
ちょっと怖いとこあったけど..
思ってた以上に重い 面倒くさい
複雑な事情抱えすぎなのよ...
どうしたらいいのどう接したらいいの...!?」
光「せ 先輩落ち着いて...」
「でも寧々先輩はほっとけないでしょう?」
私の言葉に目を瞬かせ小さく頷く寧々先輩
寧「...深入りしない方がいいってわかってるけど
花子くんのこともっと知りたい
私にできることなんてないかもしれない
でも力になってあげたいの幽霊でも人殺しでも
なんでかなぁ...私...どうしたらいいんだろう」
光「オレも一緒ッス!
オレも実は迷ってたんですアイツを祓うか
祓わないかどうするのが正しいのかって
今はとりあえず何が正しいかってより
オレがどうしたいかで決めようと思ってます」
「私はなんだかんだ放課後
皆で集まったりそういうの楽しいなって思います
寧々先輩の話を聞いている限りですけど」
もう答えは出てるんじゃないんですか?
光「オレ達やっぱ仲間ッスね
一緒に頑張りましょう!」
源君と一緒に寧々先輩へ手を伸ばす
寧「うん...」3人の手が合わさる
寧々先輩の中でも答えは決まったようだ
そうして
寧「よォ〜っし完っ成!!
外はさくさく中はしっとり
ちょっと硬めのドーナツ!」
光「うまそー...」
寧「こんなに上手くできたの初めてかも...」
「物怪ちゃん達も一緒に食べようね」
光「んじゃ早速味見ってことでいっただきまー」
源君の高らかな声を遮るバインダーの音
光「にっ兄ちゃん!!!」寧「源先輩!」
輝「その材料は誰が買ってやったんだっけ?」
源君のお兄さんは源君の首をギリギリと締めている
輝「やあ八尋さん、瀬川さん
君たちもドーナツ作り?」
寧「はい♡」「まぁ...」
寧「源くんにお料理苦手だから
手伝って欲しいって頼まれて...」
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時