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震える体を抑えていると扉のノックオンが聞こえた
小峠「華実屋さん……大丈夫か?」
声の主は小峠さんだった
……これ以上、心配を掛ける訳にはいかない
『ーーーーっ、大丈夫です、今から出ますね』
一度、深呼吸をして扉を開けると心配そうな表情をした小峠さんが立っていた
小峠「……顔色が悪いな、部屋に案内するから、そこで休んでくれ」
『……すみません、ありがとうございます』
結局、心配をさせてしまったな……
そうして、私の泊めてもらう部屋へ案内されると部屋の前に和中さんが立っていた
小峠「和中の兄貴、どうして此処に?」
和中「姐さんからこれを華実屋さんにと言われてな」
和中さんはそう言いながら何かの箱を私に差し出してきた
私はそれを受け取り中を確認するとそこには綺麗な着物が沢山入っていた
『え……これは?』
和中「姐さんがここで着る服にして欲しいとの事だった
昔、姐さんが着ていたやつで余っていたそうだ」
『そんな……何から何までありがとうございます……』
こんな綺麗な着物を着るのは何年ぶりだろうか……
『……明日、京子さんにお礼を言わなきゃ』
和中「……そうだな、今日はもう休んでくれ……華太、行くぞ」
小峠「はい、それじゃ……また明日な」
そうして、私は部屋へと入り、その着物を出して着物掛けに掛けた
色は綺麗な天色で裾の方に桜の花が描かれた美しい着物だった
『ーーーー綺麗だな』
それを見ているだけでどんよりと暗く、重くなっていた気持ちが少しだけ晴れた気がした
『…………明日から、手伝える所は手伝おう』
そう、心に誓って私は布団へと入り目を閉じたのであった
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
