二十話 橙色は水色を想う ページ21
ーー side 久我 ーー
Aを叩いたその日、空龍街まで行って探したが居なくって
その後、スマホで電話をしてみるも非通知になってるのか出てくれなかった
その日の夕方、縁龍に行くも戻っていなかった
最山「Aちゃんなら暫く休むとさっき電話があった」
久我「そうっすか……あの、家の場所って教えてもらったり出来ますか?」
俺がそう聞くと最山さんは眉をひそめて俺を睨んだ
最山「無理に決まってるだろ?個人情報だぞ?
それに…お前、Aちゃんの連絡先くらい知ってるだろ」
久我「それが…連絡がつかなくって…」
最山「だったら、教えられねぇなぁ…本人の許可がないと」
久我「そう…すよね、すみません」
謝りたかった、そして一条の兄貴とも話し合って誤解を解いて欲しかった
その一心で仕事の合間に空龍街に行ってはAを探した
久我「(A……お前は今どこに居るんだよ……)」
アイツは心が弱い、それは俺が一番知ってるはずだったのに……
一条「虎徹、あんまり無茶するなよ?」
久我「………大丈夫っすよ、一条の兄貴」
俺は二週間ほどろくに眠れていなかった
……ま、原因はわかってるんだけどな
久我「(……………はぁ、どうしたものか)」
流石の頭が回る俺でもこればかりは分からなくなっていた
アイツは素人の筈なのに姿かたちも何も見かけないのだから
久我「(上手く身を隠してるにしても上手すぎる……違和感を覚えるんだよな……)」
どこか……俺達と似たような組織にでも匿われてるのか…それとも………
久我「くっそ……変な妄想までしちまう…」
頭を悩ませつつ事務所に帰ると兄貴達かソファーで座っていて、野島と佐古がその近くに立っていた
その表情は何故か固く、眉間に皺を寄せていた
俺が帰ってきたのを野島が気付いてこちらに駆け寄ってきた
野島「久我の兄貴、おかえりなさい」
久我「おうただいま…なぁ、あれ……どうしたんだ?」
俺が指を指すと野島の表情が一気に暗くなった
野島「それが………今、親父に天羽組の組長さんからお電話が掛かってきて…」
久我「え、天羽組から??」
まさか、手打金の催促の電話だろうか…
そう思ってると五十嵐の親父が上から降りて来た
久我「!!、五十嵐の親父!!」
五十嵐の親父は俺のその声に軽く手を上げると近くにあった椅子に腰をおろした
五十嵐「………お前ら、Aちゃんの居場所がわかったぞ」
親父の言葉に俺達は驚いた
もしかして、Aの居場所を天羽組に調べてもらったのか!?
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
