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Asaid
そうしてケーキの箱を貰った俺はグルッペンにコーヒー(角砂糖9個)を入れさせ、箱を開けた。
中にはスポンジに生クリームと…ジャムが挟んであるケーキが二切れ。たしかトルテ、だったか。美味しそうだな。流石グルッペン。
早速皿に移し、食べようとした。が、隣からの視線が熱い。俺にも寄こせオーラが凄い。
かと言って隣を見ると目を逸らしてコーヒー(角砂糖10個入り)飲むし…それも絵になってるのが余計にムカつく。イケメン滅べマジで。顔面偏差値で殴ってきてる全員この世からいなくなれ。(彼も充分イケメンです)
まぁじれったい気持ちになるのでケーキを分けてやろう。御慈悲だぞ御慈悲。←
A『ケーキ返す。』
gr「……嘘だ。俺がAだったらそんな事しない。」
うっっわ。何コイツ面倒くさい。←
去年我々国でナンパしてきたメンヘラ女かよ。
一応俺が知る女の人の中で唯一まともな奴だったからアカネ達にバレないように(直ぐ殺そうとするんだもん)付き合って見たけど。俺も若い内に結婚しておきたいし。母さんと父さん止めてくるけどしたいし。
なのに何が「何でそんな事言うの!?そんなのA君じゃない!」だよ。アンタが俺を決めるなって感じ。
まぁ、結局女はG国の観光客だったから情報全部絞り出してから裏で殺した。
分かってた事だが彼女は―――――を知っていなかった。残念。アレが分かれば自国…N国に帰れるのに。
昔と今の状況に対して盛大に溜息を付くと拗ねているぐるっぺんくん(5)に話しかけた。
A『あっそ。折角あげようと思ったのに。じゃあ全部食べるから。』
gr「えっ……」
A『何?要らないんでしょ?』
gr「う…やっぱり…」
A『やっぱり?』
あーヤバい。楽しいわww。(屑)
何時もはキチガイなのに今は…ねぇ?
こんな所を国民に見られたらどうなるんだろ。絶望?それとも……
A『…ふーん。』
つまらないな。
俺は1つの考えに達してしまった。
それは歓喜。
どんなグルッペンであっても確実に国民は受け入れるだろう。そんなの嫌だ。敵国に手を貸すなんて最悪。
気分が悪い。今日は厄日だ。嫌な事ばっかり。
半ば押し付ける様に皿を寄越す。
A『あげる。』
gr「でも、A…」
A『いいから黙って食べろ。』
gr「!あぁ。」
独特な咀嚼音を横目にトルテを食べる。
うん。美味いな。
ふとグルッペンが話しかけて来た。
gr「レオンも言っていたが…何故演技をする?」
あぁ、今日はやっぱり厄日だ。
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夕夜 - とっても面白いです!応援していまs…アッ脳内に直接ッッッックプラサンハウツクシィィィィィィ!!!!! (5月28日 23時) (レス) @page24 id: 19daafe7ae (このIDを非表示/違反報告)
まみの木 - マチガエマシタァ (2022年7月20日 22時) (レス) @page24 id: e361e9a87e (このIDを非表示/違反報告)
まみの木 - お恥ずかしながら執事になっても良いでしょうか? (2022年7月20日 22時) (レス) @page24 id: e361e9a87e (このIDを非表示/違反報告)
おすし - クプラサンハウツクシイイイイイイイ!!! で笑いましたwwクプラサンハウツクシイイイイイイイ!!! (2020年6月20日 9時) (レス) id: 3bb95e6753 (このIDを非表示/違反報告)
砂肝(プロフ) - チョコ狐さん» 優…しい…(永眠)(安らかな顔) (2020年5月28日 18時) (レス) id: 1648d037af (このIDを非表示/違反報告)
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