夜のしんでれら

？ 橙side ページ41

ガツガツ行かないと淳子ちゃんは気付かへんと思って
かなりがっついてみたけど
混乱させてしまってるみたいや…

俺的にもそろそろ急がないといけないんやけど…
ホンマはもっとゆっくり恋して欲しいねん
でもなぁ…

黄「照史、今日はなんやったん？」
橙「ん？食事会やってん」
黄「ならお腹はいっぱいかー」
橙「そうやな。コースで出てきたからいっぱいやわ〜」
黄「どんなご飯よりも照史が作った方が美味しいと思うけどなぁ」
橙「そりゃありがとうね」

これが営業やなくて天然やねんから怖いなぁ

ｺﾝｺﾝｯ

桃「桐山さんいいですか？」
橙「はいはーい」
黄「ん？どないしたんです？」
桃「ちょっとお仕事の話させてな？」
黄「出ていきましょか？」
桃「居ってくれてええよ」
橙「ん？なに？」
桃「この件ですが…」

机に書類を並べて話し始める
互いに本職にしたくない話やから
ちょっと気が滅入る

橙「んー。わかった。でも、ここは譲られへん。こっちの条件飲むからこっち考えてくれへん？」
桃「うーん…ちょっと時間下さい」
橙「頼むな」
桃「また決まったら来るんでゆっくりしててください」
橙「はいはーい」

黄「難しい話してるん？」
橙「ちょっとな。で！本題戻るで？どうやったら俺と結婚してくれる？」
黄「え！わ。分からへんよ！」
橙「なんでよー」
黄「考えたらやっぱり俺男やし！無理やん？」
橙「俺淳子ちゃんなら抱けるで？」
黄「そ、そ、そういうことやない///」
橙「わかった！デートしよ！明日同伴してや」
黄「どーはん？」
橙「外で待ち合わせしてちょっと遊んでからお店一緒に来よ？」
黄「わかった…ん？その場合私は女？男？」
橙「男でええよ」
黄「ん。わかった！」

淳子ちゃんは俺のする事に嫌がりはなかなかしないけど
何か腑に落ちてないから恋とは言ってくれないな…

その後は何度かオーナーが来て
仕事の話をしつつ淳子ちゃんとお酒を楽しんだ



次の日

駅前で待ち合わせをした
今日は仕事が休みやから私服で待つと
キョロキョロしている可愛い子を発見

橙「淳太くん」
黄「へ？照史？うわ！私服やとなんか違うな…」
橙「そう？」
黄「うん…かっこいい///」
橙「ならよかった。よし！美味しいものでも食べに行こか」
黄「うん！」

知り合いが経営している
個室の居酒屋さんへ行く
ホンマは動物カフェとか思ってたんやけど
淳子ちゃんは飲むのが良かったらしいからな
また今度…

橙「淳子ちゃん。今日は大切な話があるねん」
黄「ん？」

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