夜のしんでれら

外の空気 橙side ページ34

今日は約束の日やから
早く仕事を終えてお店へ

直ぐに案内されて淳子ちゃんが来てくれる

黄「いらっしゃい！」
橙「今日のこと忘れてへんよな？」
黄「もちろん！早めに出てもええって言われてるから」
橙「そっか！じゃぁ今日はお酒控えめで酔わへんようにしないとな」
黄「おん」

淳子ちゃんの私服姿に会えると思うと凄くテンションが上がっていた

橙「あれ？今日は崇裕は？」
黄「なんかお休みやねん。オーナーと外部行ってるらしいよ」
橙「それは仕事か？」
黄「さぁ？」

2人でいつもの様にお話をしていたらどんどん時間が経っていく

黄「そろそろ遅なってきたよ？」
橙「おん。出よか」
黄「メイク落としてから行きたいからビルの下で待っててくれる？」
橙「わかった」

先に外へ出て待っていると目の前に車が止まる

紫「照史」
橙「お、他の仕事やったみたいやな。お疲れ様」
紫「淳ちゃんが来る前に少しだけ」
橙「ん？」
紫「照史ちゃんと自分の事淳ちゃんに話してあげて？」
橙「なんで」
紫「望が照史のこと調べたからそれを知らん淳ちゃんは照史を信用したらアカンと助言したらしい」
橙「はぁ…」
紫「望も似たような立場やろ？警戒心強くしとらんとアカンからうちの子達も守りたくて話したんよ」
橙「全部話せってこと？」
紫「それは照史の自由やけど淳ちゃんを安心させたげてって事」

ほな。気を付けて！
と車を出してしまった

黄「照史？」
橙「お！」

呼ばれて振り返ると
綺麗めなファッションの子が立っていた

橙「淳子ちゃん？」
黄「うん。ぁ、変？」
橙「男の子でも可愛いんやなぁって思って！」
黄「ほんま？なら男に戻っててもええかな？」
橙「おん！」
黄「お店ん中やと頑張れるねんけどこの服装で外出ると戻ってまうんよ」
橙「俺の前では気を張らんとのんびりしといてや」
黄「うん！さて！どこ行く？」
橙「何したい？」
黄「あ、あの…こないだ話してた照史のご飯食べてみたいな…」
橙「え、ええけど…淳子ちゃん家は…アカンやろ？俺ん家来てくれるん？」
黄「俺は…何を言われても照史を信じてるから…」
橙「ありがとう。大丈夫！淳子ちゃんの嫌なことは絶対せんよ」
黄「うん！あ、あの…」
橙「ん？」
黄「俺…淳太って言うねん…」
橙「あ、そっか。この服装で淳子ちゃんは嫌やな」
黄「うん…」
橙「淳太くん。俺ん家の前に一緒に買い物行こか」
黄「うん！」

2人でそのまま俺ん家の方へ移動した
淳太くんは俺に秘密を教えてくれたんもんな…

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