手 橙side ページ23
何か不安そうな目で崇裕が出ていった扉を見ている
橙「なんかあったん?」
黄「へ?いや、なんも無いよ。VIPルーム凄いよなぁ。照史は入ったことあったん?」
橙「ううん。初めてみた」
黄「そっか。私もこの間初めて入ったばっかりで何があるか知らへんの」
タッチパネルを手に取り2人で色々見てみる
橙「注文はこうかな?」
黄「ぉ、出来たみたいやね!」
2人で画面に集中していたせいで
顔を上げると思っていたより近くに淳子ちゃんの顔があった
橙「っ、淳子ちゃん今日メイク薄い?」
黄「あ、分かる?私不器用で自分で出来へんのよ。いつもは神ちゃんに教えて貰いつつ手伝ってもらうねんけど今日はちょっと早かったから」
橙「そうなんや…クマ凄いけど休めてる?」
黄「え!?あ、ご、ごめん…」
距離を取られる
あぁ、そういうことやないねんけど…
橙「やっぱり元気ないしどないした?」
黄「ううん。こっちの話やから大丈夫!」
橙「俺な。淳子ちゃんの力になりたいな?なんでも話してや?」
黄「…こんなんお客さんに言うことやないと思うねん。でも照史やから話してもええかな?」
橙「崇裕にも言わへんよ」
黄「2人だけの秘密にしてくれる?」
橙「当たり前やん」
触れへんように今までしてきたけど
ずっと淳子ちゃんの膝に置かれていた手を握って
目を見つめる
黄「…私のせいでな…隠し事バラしてしまったかもしれへん…」
橙「なんで淳子ちゃんのせいになるん?」
黄「ここのお店のこと内緒にしたいって子がおってん。その子とは共通の友人が居って、その共通の友人はこの店で働いているの内緒にしてたんよ」
橙「うん」
黄「でも今日な…私の後ろ付けてたみたいで知らんかったんよ。で、お店にたどり着いてもうたみたい…」
橙「そっか」
黄「責任取られへん…申し訳ないことした…」
橙「その子はなんで隠しておきたかったん?」
黄「深くは聞いてないけど、うちの店は女装やろ?そういうの向こうは嫌いなんかも…」
どんどん下を向いていってしまう
橙「起こったことは変えられへんねんからその子もハッピーになる様に頑張ろ?」
黄「うん…」
橙「寝不足でマイナス思考なってるんやない?」
黄「そうなんかな?」
橙「俺今日はオーナーの子と話すのが課題やからそれまで時間はあるやろうし絶対変なことせんからベッドで寝てきたら?」
ちょうど休める場所があるんやからな
黄「私シャワーせんとベッド入るの嫌なタイプなんよね…」
橙「シャワーもあったで?」
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あい(プロフ) - kamikojiyu9320sさん» コメントありがとうございます✨!続編は検討してみます!希望してくれること凄く嬉しいです🙏✨ (2022年9月4日 10時) (レス) id: 5be15259b4 (このIDを非表示/違反報告)
kamikojiyu9320s(プロフ) - ばどの素敵なお話ありがとうございました。もう素敵すぎて、この続きが読みたいという気持ちが湧いてきました。ばどのラブラブな新生活や淳太くんがパートナーとして成長していく姿のお話を読んでみたいです。お忙しい中とは思いますが、是非お願いします! (2022年9月4日 10時) (レス) @page50 id: 1fba4a86c3 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - honami_1001__さん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます!楽しんで頂けたなら良かったです✨あまり赤さん緑さんは描く所がなかったですもんね…検討中しておきます!ありがとうございました! (2022年8月15日 0時) (レス) id: 5be15259b4 (このIDを非表示/違反報告)
honami_1001__(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました!続きが気になりすぎて更新されるとすぐ飛んできて読んでました!ばどのお話最高すぎました😭 この話に出てきた緑さんと赤さんのお話も読んでみたいな!と思いました! (2022年8月14日 23時) (レス) id: 207ae4b917 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - makoさん» 続編は検討中ですがまた楽しんでいただけると幸いです。コメントありがとうございます✨ (2022年8月13日 11時) (レス) id: 1a137d4941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2022年7月27日 13時