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「産まれたんだ。息子だ__七変化の能力を受け継いだよ」
静かにそう告げたリーマスの言葉が、Aの胸に響き渡った。
幸せそうな彼の表情に___喜びを含んだ声色。
この上ない___幸福だ。
Aは感動のあまり、言葉も発さずそのまま勢い良くリーマスに抱き着いた。
「おめでとう、本当に__おめでとう」
リーマスは、身体を震わせながら喜びを表現するAをしっかり受け止めながらそっと頭を撫でた。
「君が気付かせてくれたんだ__じゃなきゃ僕は、自分のことをいつまでも許せなかった。いつまでも、逃げていた__Aありがとう」
自己肯定感は、そうすぐに覆る物ではない__それは当たり前のことだ。
自分の事を好きになれなくても、自分の事を許したり、甘やかしてあげることが出来たリーマスに待っていたのはとても大きな�犢�せ�瓩世辰拭�
Aとリーマスが抱きしめ合って笑顔を見せる姿に、そばに居たネビルだけが話が見えずに�燹��瓩汎�を捻っていた。その様子がなんだか可笑しく感じ、Aはクスクス笑いながら__ネビルにこれまで隠していた彼との親子関係を告げた。
「ルーピン先生が、Aのお父さん、、！」
「__ネビル、私はもう先生じゃないんだ。リーマスでいい」
少し照れ臭そうなリーマスがそう告げると、ネビルは変わらず嬉しそうにニコニコした。
「__よく見たら、2人は髪色だけじゃなくて、なんか、雰囲気も似てるよね。Aは甘いものが大好きだし。そしたら、Aの�猗梢溶記瓩枠爐侶譴鮗�け継いでるってこと？」
ネビルの言葉に、それまで嬉しそうにしていたリーマスがハッとしたような顔をした。彼は直前にアバフォースからAが校内にいるカロー兄妹という�犹犇瑤た有瓩�ら�猗梢溶記瓩鰺�由に虐げられていると聞いたばかりだったのだ。
___迂闊だった
リーマスの顔にそう言った表情を含んでいることに気が付いたAはニコッと笑みを見せた。
「私が�猗梢溶記瓩任△觧�は、もう全生徒が知ってるの__でも、大丈夫よリーマス。皆、私の事を理解して、それでも助けようと行動してくれたの」
「僕達は、Aにどんな血が流れていたって気にしてない__皆、Aの良い所をたくさん知ってる。それに、僕の同級生は、�爛蝓璽泪広瓩�どんなに素晴らしい先生だったか覚えてるんだ。シェーマスは過去最高の先生だってずっと言ってる」
Aとネビルの言葉にリーマスの瞳がキラッと輝いた。
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年10月3日 21時
