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ドビーと共にトンネルを潜れば、あっという間にホッグズ・ヘッドの店内へとAは足を運ぶ事が出来た。
トンネルの出口はアリアナの肖像画の真裏へと繋がっていたのだ___姿を現したAに、アバフォースは「この道を使えば、屋敷しもべ妖精と�犹僂�らまし�瓩鬚靴覆�てもいつでも行き来出来る」と笑みを見せた。
アリアナの肖像画の裏に隠されたトンネルにも驚いたが、アバフォースとドビーが前から知り合いだったことにもAは驚きを隠せなかった。
ドビーはホグワーツで働く対価として、幾らかの給料と休息をダンブルドアと契約を交わしている自由に生きる屋敷しもべ妖精なのだ___彼は休暇になれば、時たまダンブルドアと共にホッグズ・ヘッドへと姿を現し、その際にアバフォースと知り合いになり交友を深めたと言う。
「ドビーはたくさんお友達が居るのね」
Aが優しくそう言葉を掛けると、ドビーは誇らしげに胸を張った。
「もちろんAも、ドビーの大切な友達です！」
「ありがとう、私もドビーが大切よ」
アバフォースは女子生徒と屋敷しもべ妖精のやりとりにニッと微笑みながら暖かい飲み物を出してくれた。Aにはミルクティー、ドビーにはバタービールだ。
Aがそれを受け取り、そっと口に運ぼうとした時__アバフォースの表情が一瞬陰り、彼は驚いたように�猯礁牟性瓩鮓�つめ始めた。
「どうかしたの？」
「いや、僅かに声がした__」
Aの問いに、アバフォースがそう答えた瞬間だった。
鏡の中から、聞き覚えのある�狎辞瓩�したのだ。
『助けて！！僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます！！』
___ハリーだ。
A、ドビー、アバフォースはそれぞれ緊迫した表情で顔を見合わせた。ハリーの声色から、危険からの助けを求めているのがしっかりと伝わったのだ。
アバフォースが�猯礁牟性瓩魄貪戰�ウンターの机の上に置くと、ズイッとドビーが前に出た。
「大切な友達の、ハリー・ポッターが助けを求めてる！ドビーが行きます！ドビーなら、あの館の中が全て解る！！」
彼の申し出はこの上なく適任であったが、その瞬間、Aはゾワリと嫌な感覚が自分の中を駆け巡り、必死にドビーの手を握った。
再び感じてしまった�犹爿瓩隆恭个法⊂�さな友人を向かわせたくないと思ったのだ。
「ドビー、そこには�犹爿瓩隆躙韻�あるかもしれない」
そうハッキリと言葉にしたAにアバフォースは眉を顰めた。
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年10月3日 21時
