13 昔は緊張しすぎてよそ見できんかった ページ23
最近潤さんおうち呼んでくれないですよね」
収録終わりいつも通りAを家まで送り届けている最中に助手席に座ってコーヒーを飲んでいる彼女が呟いた。
福山「急だね」
「うん。」
福山「A忙しそうだから」
「潤さんに誘われたら忙しくてもなんでも行くのに」
福山「倒れたらどうすんの」
「倒れないもん」
福山「なんかの公演最終日後にぶっ倒れたの誰だっけ？」
半年前、東名阪を回る演劇公演の最終日、公演を終え幕が降りた瞬間にAが倒れた。俺はその場にいたわけじゃなかったから誰かに聞いた話だけど疲労が原因だったらしい。
「いやあれは、まあ、、、、ご迷惑おかけしました」
しばらく安静にということになって、3日間入院になったA。
どのタイミングで見舞いに行ってもAの他に誰か1人はいて、2人きりになることはできなかったから退院の日の送り迎えに立候補した。
久しぶりに2人きりになれるだけでよかったのに送り届ける最中、車の中でAが1人になりたくないと騒ぎ始めたんで俺の家に連れて帰ったんだった。
多分、Aのいうご迷惑おかけしましたはこっちに対しての謝罪。
福山「あの日のAかわいかったな〜」
「かわいかった？」
福山「1人になりたくないから潤さん家連れてって、って言ってた」
赤信号になり車を停め、助手席に座る彼女の右頬を撫でる。ほんとに綺麗な顔だな、まったく。
「、、、、
あの日みたいにおうち、連れてってくださいよ。
今度は潤さん不足で倒れちゃう、」
頬を撫でていた俺の手を自身の手で絡めとり俺を見つめるA。
その瞬間信号が緑に変わりAから目を逸らすことに成功する。
福山「うちベット一個しかないよ」
「知ってますよ」
先程絡め取った俺の手を何度も握りなおすA。
横顔をちらっと覗くとなんとも楽しそうで、俺はこの子に一生逆らえないのだと思った。
ここを左折しないとAの家には帰れない。
ハンドルを切らずにそのまま車を走らせると繋がれた左手がさらに強く握られた。
14可愛すぎる子には�、�←12 至る所で娘さんくださいって言われるようになった ��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご2(プロフ) - ハルさん» とんでもないです！また機会がございましたらよろしくお願いいたします！ (2022年2月9日 0時) (
レス) id: bd72b2ee65 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - りんご2さん» こちらこそ急にお誘いしてしまって申し訳なかったですm(__)mこれからもりんご様のペースで更新頑張って下さい！ (2022年2月6日 13時) (レス) id: 7e07349c9e (このIDを非表示/違反報告)
りんご2(プロフ) - ハルさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいお誘いなのですが、プライベートが忙しく自分の作品すら更新できていない状態ですのでコラボの件見送らせてください、、、！また機会がございましたらよろしくお願いします！m(_ _)m (2022年1月30日 10時) (レス) @page23 id: bd72b2ee65 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - この作品ホント好きです！！「同担拒否が多い声優さま」っていう作品を書いているものです...よかったらコラボしませんか？ご迷惑だったら大丈夫です…！応援しています‼‼ (2022年1月24日 22時) (レス) id: 95e777f9e0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご2(プロフ) - ぽぷさん» あけましておめでとうございます！今年も楽しんでもらえるよう頑張って更新していきます^ - ^コメントありがとうございました🤍 (2022年1月1日 19時) (レス) id: bd72b2ee65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご2 | 作成日時：2021年11月6日 2時
