三十九話、貴方にひかれて ページ40
コビーside
僕は、見回りに行ってきて帰ってきたところだった。
親友・ヘルメッポとは別れて、僕はなぜか知らないけど、引かれるように足が動いた。
引かれるままについたのは…
会議室。
何でかは、本当にわからないけど気づいたら会議室の前にいた。
扉が、少し空いていることに僕は気がつき、またしても引かれるように扉を開けた。
すると、中にいたのは…
・
・
・
・
・
________Aさんだった。
ガチャっと音がしたことに気づいたAさんが僕の方を向く。
そして、ばちっと目があった。
僕は、Aさんを見て驚いた。
Aさんが、気力を失ったような、本当にこれから
死ぬ
ような顔をしていたからだ。
ひどいことを思ってすいません
と心の中で謝る。
そして、そんなAさんにそっーと声をかけた。
コビー「……あっ…あの…、何をしているんですか…?」
「…あ、あぁ…ちょっとね……」
あぁ…何て辛そうな顔をするんだ。
その顔を見てすぐにわかった。
スモーカーさんのことだ
と。
いつだって、Aさんのことを落ち込ませるのも、喜ばせるのもスモーカーさんだから…
コビー「…スモーカーさんのこと……ですよね…?」
「……よくわかったね……」
Aさんの言葉、一つ一つにいつもの暖かさが全く感じられない。
こんなの初めてだった。
何かあったんだ…。
コビー「…何が……あったんですか?」
丁寧に聞く。
すると、今さっきまででも絶望し切った目が、より黒くなった。
「………スモーカーさんがね……。
Gー5に行くんだって……。」
コビー「えっ!?」
驚いた。
スモーカーさんが、Gー5に!?
たぶん、ルフィさんを捕まえるためにでしょうか…。
だから、こんなにもAさんが…。
そうですよね、この海軍本部からGー5は結構な距離があるから。
「………私…スモーカーさんから聞いてないんだよね……」
コビー「……やっぱり、言えなかったんでしょう……」
「……でも…でも、私にくらいいってくれてもいいんじゃないかな!?」
イスに座っていたAさんが突然立ち上がる。
僕は、少しびっくりして肩を揺らしてしまった。
「…ご…ごめん……」
コビー「あっ……いえっ…」
「……」
コビー「……」
沈黙。
なんて、重たい空気なんだろう…
このまま、この空気に押しつぶされてしまいそうだ…
でも、Aさんとなら…
それでもいい
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ちゃんこ鍋8号(プロフ) - 35kgとか昔流行ったヒドインかよ (2019年1月31日 20時) (
レス) id: d372c1ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ニルバーナ - 身長159�僂蚤僚�35�圓呂気垢�に痩せすぎ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 4ccc04c8ab (このIDを非表示/違反報告)
ありりん1日頑張ります - 今日もドンペリさんのお話みて (2014年3月28日 7時) (レス) id: a85be43c48 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - めっちゃ面白いです!!この話を見て泣きました スモーカーさん大好きです これからも頑張ってください！！応援してます (2013年8月27日 4時) (レス) id: 2f65761ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年2月20日 7時
