□05-1.嘘 ページ9
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翌朝。
｢ごめんね、わざわざ迎えに来てくれて」
｢ええねん。Aのこと心配やったし。⋯⋯体調、もう大丈夫か？｣
｢うん、もう大丈夫｣
｢あまり無理しないでね？｣
｢うん。ありがとう、あゆちゃん｣
私のことを心配して
家まで迎えに来てくれた俊平くんとあゆちゃん。
2人の優しさに感謝しながら、3人で肩を並べて学校に向かった。
そして高校の正門が見えてきたところで
私は周囲からの視線に気づき、足を止めた。
⋯⋯あ、そっか。傍から見れば私と海根さんと公史郎くんが
一緒にいるんだもん。不思議に思われても仕方ないよね。
2人もそれに気づいたのか、気まづそうな表情を浮かべる。
｢あんま気にすんな｣
｢⋯⋯そうだよね｣
｢ほら、行こ｣
俊平くんの言葉に私とあゆちゃんはまた歩きだす。
気にしない方がいいってことは分かってるけど
⋯⋯やっぱり居心地悪いな。
教室に着くと、律っちゃんとマリちゃんが私の所にやってきた。
｢A！もう体調大丈夫なの？｣
｢あ、うん。もう熱も下がったから⋯⋯｣
｢心配したよ。
あ、これ昨日の授業のノート。よかったら使って｣
｢分からないことがあったらなんでも聞いてね｣
｢⋯⋯ありがとう、律っちゃんマリちゃん｣
2人の優しさに胸がぎゅっとなる。微笑む2人に私も笑顔を返した。
その時⋯⋯
｢ていうか、今日3人で来たの？｣
海老原くんの言葉に、私とあゆちゃん、公史郎くんに
みんなの視線が集まる。
｢珍しいよな、この組み合わせ｣
｢てか水本、あゆみちゃんはどうしたんだよ。
お前ら付き合ってんだろ？｣
｢いや、それは⋯⋯｣
｢もしかして、別れたとか？｣
ダメだ。また誤解が生まれちゃう。
俊平くんも否定してるけど
段々と盛り上がっていくクラスメイトに声は届かない。
｢俺、昨日水本と海根さんが2人でいるところ見たけど｣
｢え、うそ！海根さんと水本くん付き合ってるの！？｣
｢違う！それは誤解で⋯⋯｣
俊平くんが慌てて否定しているとき
｢あ、海根さん⋯⋯｣
教室から走って出て行く海根さんを見つけて
私は慌てて彼女のあとを追いかけた。
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なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさんコメントありがとうございます！とても嬉しいです(,,ᴗ ᴗ,,)出来るだけ早めに続編が出せるように頑張ります！ (9月12日 12時) (
レス) @page19 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - こんにちは！私は続編希望です☆火賀くん大好きなのでぜひよろしくお願いします(*^_^*) (9月10日 10時) (レス) @page19 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさん返事が遅くなってしまい大変申し訳ございません。リクエストありがとうございます！出来るだけ早く上げられるように頑張りますので少々お待ちください。 (7月10日 4時) (レス) @page17 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！よだか大好きなので楽しませてもらいました♪番外編楽しみにしてますね(*^_^*)リクエストいいですか？昔火賀くんと仲良かった女の子が現れて主人公ちゃんが嫉妬してしまうお話が読みたいです♪よろしくお願いします(^_^) (6月19日 9時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 全然大丈夫です！！火賀くんとの恋がめちゃくちゃ気になっていたので、ここからは2人の恋模様を描いて頂きたいです！！この後の展開もめちゃくちゃ楽しみにしてます(*^_^*) (6月19日 0時) (レス) @page16 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2023年6月7日 10時
