□06-1.決断 ページ16
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【Aside】
翌朝。
｢大丈夫、かな⋯⋯｣
｢⋯⋯きっと大丈夫や。海根さんも分かってくれる｣
｢そうだよね⋯⋯｣
私、俊平くん、あゆちゃんの3人は誰もいない教室で
公史郎くんと海根さんのことを待っていた。
先ほど、海根さんと一緒に屋上に向かった公史郎くん。
今までのことを全て話した上で
海根さんに入れ替わりに協力してもらう。
それは簡単なことでないけど、でも⋯⋯今の彼女になら
受け入れてもらえる、私はそう思っていた。
教室内にシーンとした空気が流れて、
時計の秒針の音がやけに大きく感じる。
そんな時、教室の後ろのドアが開いて、慌てて振り返ると
公史郎くんと彼の後ろで俯く海根さんの姿が見えた。
｢海根さん｣
名前を呼び、彼女の前まで行くと
ゆっくりと顔を上げた海根さんが、私を見つめた。
｢A⋯⋯アタシ⋯⋯決めたよ。元に戻る｣
｢え⋯⋯本当に？｣
｢⋯⋯アタシが⋯⋯海根然子に戻っても、友達でいてくれる？｣
不安そうに揺れる彼女の瞳。
｢もちろんだよ。これからも、ずっと友達だよ｣
｢ありがとう⋯⋯｣
瞳に涙を浮かべ、微笑む彼女に私も笑顔を返した。
やっと見れた⋯⋯。海根さんの心からの笑顔。
そして海根さんは、私の隣にいるあゆちゃんに視線を移した。
｢⋯⋯小日向さん｣
｢海根さん⋯⋯｣
｢本当に⋯⋯ごめんなさい。
アタシ、小日向さんのことが羨ましくて⋯⋯それで⋯⋯｣
頭を下げた海根さんは、涙ながらにそう呟く。
そんな彼女の手を、あゆちゃんは優しく包み込んだ。
｢ううん、もういいの。
⋯⋯これからは、私とも仲良くしてくれる、かな？｣
｢うん｣
お互いに優しく微笑み合うあゆちゃんと海根さんを見て
心の底からよかったと思えた。
これで⋯⋯もう大丈夫。
.
それから、2日後────赤月の日に
あゆちゃんたちは公史郎くんが思いついた方法を実行した。
まずは、あゆちゃんと俊平くん。
そして海根さんと公史郎くんが入れ替わった。
それから一週間後⋯⋯。
あゆちゃんと公史郎くん。
海根さんと俊平くんが入れ替わることが入れ替わり
─────全てが元に戻った。
.
なんだか展開早くて、すみません。
これが精一杯でして⋯⋯。
不安なので良かったと思ってくださった方は
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下手くそでごめんなさい。
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なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさんコメントありがとうございます！とても嬉しいです(,,ᴗ ᴗ,,)出来るだけ早めに続編が出せるように頑張ります！ (9月12日 12時) (
レス) @page19 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - こんにちは！私は続編希望です☆火賀くん大好きなのでぜひよろしくお願いします(*^_^*) (9月10日 10時) (レス) @page19 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさん返事が遅くなってしまい大変申し訳ございません。リクエストありがとうございます！出来るだけ早く上げられるように頑張りますので少々お待ちください。 (7月10日 4時) (レス) @page17 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！よだか大好きなので楽しませてもらいました♪番外編楽しみにしてますね(*^_^*)リクエストいいですか？昔火賀くんと仲良かった女の子が現れて主人公ちゃんが嫉妬してしまうお話が読みたいです♪よろしくお願いします(^_^) (6月19日 9時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 全然大丈夫です！！火賀くんとの恋がめちゃくちゃ気になっていたので、ここからは2人の恋模様を描いて頂きたいです！！この後の展開もめちゃくちゃ楽しみにしてます(*^_^*) (6月19日 0時) (レス) @page16 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2023年6月7日 10時
