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その日から、Aはよくアタシに話しかけてくれた。
朝会えばおはようと挨拶してくれて
アタシが困っているときには真っ先に声をかけてくれた。
無愛想なアタシに、いつも優しい笑顔を向けてくれた。
そして、もう一人⋯⋯しろちゃん。
────｢俺も手伝うよ。2人だけじゃ大変でしょ｣
Aと二人で中庭の掃除をしていた時
そう声をかけてくれたのがしろちゃんだった。
Aとしろちゃんは、元から仲が良かったから
きっとAを気遣って声をかけてくれたんだろう。
最初はそう思ったけど、しろちゃんはアタシが一人のときも
声をかけてくれて、優しく接してくれた。
そんな彼に恋心を抱くまで、そう時間はかからなかった。
Aとしろちゃんの優しさに、何度も救われた。
そして同時に2人ともっと仲良くなりたいと思った。
でも、ある日⋯⋯
｢あ⋯⋯｣
朝、一人で登校していると
目の前にAとしろちゃんの姿を見つけた。
勇気を出して、声をかけようとした時⋯⋯
────｢A、しろちゃん！おはよう｣
────｢あゆちゃん、おはよう｣
────｢おはよう｣
アタシの憧れの居場所は、いつも簡単に小日向あゆみに奪われた。
Aとしろちゃん。2人の間で幸せそうに笑う彼女が
いつの間にか、恨めしい存在になっていた。
“小日向あゆみ”になれたら⋯⋯アタシは幸せになれる。
そう思ったとき、昔お父さんが教えてくれた入れ替わりのことを
思い出し、赤月の日に計画を実行した。そして無事成功。
でも、幸せだったのはたった数日。
すぐにAに気づかれてしまい
さらには火賀やしろちゃんにまで⋯⋯
小日向あゆみになっても結局アタシは一人のまま。
そう思っていたけど⋯⋯
｢海根さんは1人じゃないんだよ｣
その言葉を聞いた瞬間、涙が溢れそうになった。
どこまでも真っ直ぐな彼女の瞳をちゃんと見ることができなくて
私はハンカチを握りしめたまま、トイレを出た。
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なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさんコメントありがとうございます！とても嬉しいです(,,ᴗ ᴗ,,)出来るだけ早めに続編が出せるように頑張ります！ (9月12日 12時) (
レス) @page19 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - こんにちは！私は続編希望です☆火賀くん大好きなのでぜひよろしくお願いします(*^_^*) (9月10日 10時) (レス) @page19 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさん返事が遅くなってしまい大変申し訳ございません。リクエストありがとうございます！出来るだけ早く上げられるように頑張りますので少々お待ちください。 (7月10日 4時) (レス) @page17 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！よだか大好きなので楽しませてもらいました♪番外編楽しみにしてますね(*^_^*)リクエストいいですか？昔火賀くんと仲良かった女の子が現れて主人公ちゃんが嫉妬してしまうお話が読みたいです♪よろしくお願いします(^_^) (6月19日 9時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 全然大丈夫です！！火賀くんとの恋がめちゃくちゃ気になっていたので、ここからは2人の恋模様を描いて頂きたいです！！この後の展開もめちゃくちゃ楽しみにしてます(*^_^*) (6月19日 0時) (レス) @page16 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2023年6月7日 10時
