Prologue ページ1
黒の組織が壊滅して半年。
まだまだ終わりの見えない事後処理に追われ、猫の手も借りたいようなそんな時期だった。
俺たちのところにそいつが放り込まれたのは。
交番勤務をすっ飛ばして公安に来た特例。
上が警察学校から直々に引っこ抜いてきた天才。
そう聞いていたはずだった。
ところがどうだ。
今、目の前にいるこいつは。
制限ギリギリであろう低い身長。
明らかに染めた明るい茶髪。
角度のおかしい歪んだ敬礼。
見るからにアホそうなヘラッとした笑顔。
『はじめまして!
今日からこちらでお世話になります、犬飼Aです!Aって呼んで下さいね!
あなたの手となり足となり、犬となれるように頑張ります!!』
おまけにそんなふざけた挨拶。
自分でも顔が引きつったのがわかった。
冗談だろ?なんでこんなやつがうちに来るんだ。
キャリアではないため警察庁ではないらしいが、それにしてもこんなやつが俺の直属の部下だと?
…いや、見かけだけかもしれない。
ただのバカにしか見えないが、使ってみると想像以上に出来るやつなのかもしれない。
人を見かけで判断するのは御法度だ。
その時はそう思い直して何も言わなかった。
しかし、俺の最初の考えは1つも間違っていなかったのだ。
犬飼A。
そいつはとんでもないポンコツだった。
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如月.夜月(きさらぎ よつき)(プロフ) - 立夏さん» んふふ!良かった!同じですね(*´▽`*) (2021年1月20日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - 如月.夜月(きさらぎ よつき)さん» えっっっっめっちゃいいですねそれ最高ですね!!!??(笑)私もめちゃくちゃ見たいです!!!!!!! (2021年1月20日 2時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - ムースさん» わ〜!そんなにたくさん読んで頂けるなんて本当に嬉しいです!ありがとうございます! (2021年1月20日 2時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
如月.夜月(きさらぎ よつき)(プロフ) - 安室さん(怪我)、狂犬ちゃん(真顔)にお姫様抱っこされてほしいな… (2021年1月17日 13時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
ムース - 3周目です!好きすぎる! (2020年12月12日 21時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:立夏 | 作成日時:2018年7月6日 23時