もしも炎柱に継子がいたら

空腹29 ページ34

.




煉獄「聞こえなかったか？では、もう1度言おう！俺は……」



「あ、え、いや！聞こえてます！！しっかり聞こえましたから！」




なら良かった！と満面の笑みで言われたので困った

私は煉獄さんのことは好きだけど、これは憧れとして？それとも異性として？




煉獄「振ってくれても構わないぞ！辛いが！無理には…」




さっきとは裏腹に煉獄さんが悲しそうに笑った

違う。そんな顔をさせたいんじゃない




「私が！…私が″ひまわり″を好きなのは、煉獄さんのように元気をくれるお花だから
ひまわりの花言葉を知っていますか？1つは″憧れ″
もう１つは…″あなただけを見つめる″という意味があるんです」




煉獄さんは黙って聞いてくれている




「そして私は、親を亡くし兄弟もいない。育手だった人までも亡くした
そんな1人の私に希望を未来を見せてくれたのが貴方だった
私は本当に嬉しくて一生この人について行こうと思いました」



「だからあの時、煉獄さんがやられそうになって咄嗟に体が動いたんです。私が守らなきゃと
…私には怪我が、お腹に醜い大きな傷が残っています。そして……」



煉獄「傷がなんだ！俺はそんなこと気にしない！AはA！！とても可愛らしくて綺麗な女性だ！」




私は嬉しくて泣いてしまった




.

空腹30→←空腹28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す