No.044 ページ46
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夏喜「そう。昨日の夜、怒られた。“俺ら全員真剣に恋愛しに来てんだよ”って」
『…そっか、』
夏喜「だからなんか、自分に嘘ついてここにいるのは違うなって思ったから、だから、今日誘って。…まじ、勇気出してよかった。」
『ありがと、』
夏喜「俺さ、めちゃくちゃチキンなんだよね」
『…え、』
夏喜「だから誘う時めちゃくちゃ緊張したし断られたらリタイアするか?とか思ったし。」
『断らないよ!』
夏喜「うん笑…だから、嬉しかったし、めちゃくちゃ手震えてたんだよね」
『私もバス行くまで頭の中真っ白になって足震えてた笑』
夏喜「一緒じゃん笑」
『ほんとだね、一緒だね』
夏喜「…まだ、早いよな、」
『ん?』
夏喜「…手、繋ぎ、たい。…けど、早いから、」
『いいよ、?』
夏喜「…まじで?」
『手、繋ご?』
机の下でこっそり繋がれた手が段々と熱くなるのが2人にわかる。
恋人繋ぎではない、ただ手を繋いだだけ。
『…話して初めての日なのに手繋ぐの早いって言われそうだね笑』
夏喜「そんなの、どうでもいいくらいに今幸せ」
『…うん、私も』
夏喜「じゃあ、戻って、家戻る前に海歩いてから戻ろ?」
『うん!』
家の前まで戻り海をブラブラと歩く。2人に用意された時間はとっくに過ぎていたけれど、離れたくない2人の気持ちは一緒だった。
少しそこで話をしてると、
あさみ「A!」
北人「夏喜」
『あさみ!!北人くん!!!』
手を繋いで歩いてくるあさみと北人の姿。
あさみ「どうだった?」
『あのね、あさみ達にね、お土産買ってきたの!』
あさみ「え?!私も!!!」
『え、4人で食べよ』
北人「取ってくるから待ってて」
あさみ「ありがとう!」
北人「話して待ってて」
───────約7時間前のこと
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s - とっても面白いです!たくさん更新してくださり嬉しいです♪続き楽しみにしてます! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2020年10月23日 13時