今日、大好きになりました【R＆F】 (ページ28)

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No.026 ページ28

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我慢できずに涙を零したあさみに慌てる北人。

北人｢え、なに、なんで？！｣

あさみ｢なんか、幸せすぎて、怖い…｣

北人｢…ん？｣

泣くあさみをそっと抱き寄せ自分の胸に泣き顔を隠す北人。

あさみ｢私も、北人の手、離したくない…もっと、一緒にいたい、｣

北人｢ふふっ、…うん｣

あさみ｢最初は、ここ来る前は、1週間なんかで恋なんてできるのかなって思ったけど、…恋、してる、北人に、恋してる…｣

北人｢出会ってまだ2日だけどね？笑｣

あさみ｢そんなの気にならないくらい、北人のことが────｣

顔を上げ、その先の言葉を言おうとした途端、北人の人差し指があさみの唇にトン、と触れた。

驚き言葉を失うあさみに北人が優しく笑いながら言った。

北人｢あと5日、待ってて欲しい。その時、俺からちゃんと気持ち伝えるから。…今は、待ってて？｣

あさみ｢…待って、る、｣

北人｢うん。…迎えに行くから。｣

再び笑い合って手を繋ぎ、今度は恋人同士で。そのまま浜辺をまたゆっくりと歩き出した。

そして大樹とA。

大樹｢…Aちゃんさ、さっきはごめん｣

『え？何が？』

大樹｢さっきさ、水着のペア決める時、俺Aちゃんって言ったのに、ななちゃんと一緒にいたから、ごめんずっと謝りたくてさモヤモヤしてた｣

『…あー、いいよ別に！平気だよ？それはそれで楽しかったし！』

大樹｢俺がAちゃんって言ったのに、一緒に居れなかったから悔しくて。｣

『そうなの？』

大樹｢俺さ、…実は、第一印象3人いてね｣

『うん』

大樹｢…あさみちゃんと、めいちゃん、…それから、Aちゃんなの｣

『え、そうだったの！？』

大樹｢でもなんか今日話してみて、あさみちゃんかAちゃんかなって思ったんだよね｣

『…うん』

大樹｢何となくAちゃんってさ、表情読めないからAちゃんともっと話して仲良くなりたいって思って。｣

『うん、』

大樹｢それで水着のペア決める時、1番に北人くんがあさみちゃん誘って、正直やっぱなって思ったんだ｣

『そうだね』

大樹｢で、ここで負けたら絶対Aちゃん取られるって思ったから、必死だったの、俺笑｣

『そうなの？笑』

大樹｢そう。…で、勝って、Aちゃん誘って…ってめちゃくちゃ嬉しかったんだけど、結局Aちゃん1人で選ばせちゃってさ｣

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