No.025 ページ27
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そう言って今度はわざと慎に水をかける。
慎「おい!笑」
《井上:カップルやん!!!》
《鷲尾:めちゃくちゃ絵になる》
《Niki:慎くん幸せそう》
パシャパシャとしばらく水の掛け合いをしていると2人の影が。
慎「ビッショビショなんだけど」
『そりゃ海だからね?笑』
慎「足しか浸かってないのに顔も濡れてるとかやばいんだけど笑」
『へへへ』
すると、もう1組の男女のペアが近づいてくる。それは、
大樹「Aちゃん、ちょっと話したい、です」
めい「慎くん、少しお話したいです」
慎「…あ、うん、」
《井上:おい慎!!!!顔!!!!》
《Niki:分かりやすいなぁ笑》
その頃あさみと北人は海辺を2人、手を繋ぎながら歩いていた。
あさみ「さっきの慎くん凄かったね」
北人「うん、めちゃくちゃかっこよかった」
あさみ「ダンスってかっこいいなぁ…しかもAもめちゃくちゃかっこよかったし」
北人「ね。Aあんなに踊れる思わなかった」
あさみ「…思ってたんだけど、さ?」
北人「うん?」
あさみ「北人がツーショット誘ったのって、私だけでしょ?」
北人「うん。そうだね。」
あさみ「…他の子とも、話さなくていいの?」
北人「…なんで?」
あさみ「え?」
ふと歩みを止めた北人と、歩こうとしたあさみ。
だけどその手は離れることなく北人は強く手を握る。
まるでそれは映画のワンシーンかのようだ。
北人「俺が話したいと思うのは、あさみだけだよ。…それの何が悪いの?」
あさみ「北人…」
北人「確かに、もっと他の子と話した方がいいかもしれない。けど、その話す時間をあさみとの時間に使いたいって思うのは、ダメなことなのかな。…俺は俺で自分のやりたいように積極的にしてる。」
あさみ「…うん、」
北人「でももしそれであさみが他の人と話したいって言うなら、めちゃくちゃ嫌だし、この手離したくないけど、話してきなって言う。…でも、俺はあんまり自信ないから、他のところに行っちゃうんじゃないかなってめちゃくちゃ怖い。」
あさみ「…」
北人「だから、俺はこの手を離すことはないよ。」
《井上:…告白やん》
《Niki:最終日でしたっけ?あれ?》
《鷲尾:まだ2日目…》
あさみ「っ、」
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s - とっても面白いです!たくさん更新してくださり嬉しいです♪続き楽しみにしてます! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2020年10月23日 13時