インドソケイ side.E ページ6
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「......あの、エーミール様。
私の顔になにか付いていますでしょうか？
はしたないところを申し訳ありません...」
ご令嬢の様子を見すぎたのか指摘される。
体ごと横を向き顔を触って、首を傾げている。
「いえ、その、ご令嬢という立場も大変だなと...」
「？そんなことありませんわ。
私は今、とても楽しいですから！」
親に相手を決められる、という話もよく聞くので失礼ながらも正直に言ってみた。
しかし彼女は笑顔でこの時間は楽しいと言ってくれた。
ご令嬢の中で、こちらに来るのは息抜きなのかもしれない...
うちのトップもたまに抜け出したりしますし...
「エーミール様、今何時でしょうか...！？」
慌てて聞いてくるご令嬢はいつもの雰囲気に戻っていた。
二人して本を読んでいたので、いつもの時間より遅れている可能性がある...
変な疑いをかけられる前にご令嬢を送らなければ...
門に向かう途中、失礼なことをしていたのは確かなので謝りを入れておく。
｢そういえばお茶会でしたのに、本に夢中になってしまい申し訳ありません」
「私も読んでおりましたのでお気になさらないでくださいまし。
気に入っていただけて嬉しいですわ」
やはりご令嬢は気にしていなさそうだった。
この話題で思い出したかのように本を忘れてきたことを伝えた。
どうせまた息抜きに来るだろうと思ったのと、まだ読み切ってないので返す気が起きなかったのであえて持ってこなかった。
何の疑問も持たずに返事をされる。
やっぱりまた来るのは確実なんやな...
「お嬢さ...エーミール様！？」
馬車に乗って待っていた侍女さんが降りてきた。
それと同時に私を見つけて驚いてお辞儀をされる。
そういえば最初のうちだけでしたね、ここまで見送るのって...
満足したらお一人で勝手に帰ってたし、そりゃお付の方たちも驚くやんなぁ...
「お気を付けて」
「ありがとうございます、エーミール様。
また遊びにきますわ」
いつもは嫌だった言葉も今日は素直に受け入れていた。
《茶会は終わったか？》
「終わったかって...
《珍しく見送ってるのでな》
「せがまれただけですよ...」
理由を言うのがめんどくさくてそういう事にしておいた。
...別に本読んでたんは秘密じゃなくてもよかったんか、と思たけど面倒なことになりそうなのは変わりない
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あびゃ - あ、あ、あ、すきです………！ (2020年9月28日 18時) (
レス) id: f84fa23a4c (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - 7-10様 それなすぎてつらいです(?) (2020年9月20日 20時) (レス) id: 9961c78004 (このIDを非表示/違反報告)
7-10(プロフ) - あー！あーーー！！！すきです！！！！！！！！！悪役令嬢の！！概念が！！！壊れる！！！！！！！でもすき！！！！！！！！！！！！！ (2020年9月17日 3時) (レス) id: ffef8138f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2020年2月22日 20時
