タマスダレ side.Z ページ27
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《ええぞ大先生！
でもその尖りは今要らん》
《話し続けるよー？
今確認したら、彼女 顔を真っ赤にしちゃうくらい押しに弱いみたいだから逃げ隠れせずにちゃんと対応すればいいと思うよ》
《確認って何！？真っ赤にさせるって何したん！？》
「膝まづいて物語の王子様みたく指先にちゅーしとったで」
食いついてきた大先生にさっきの出来事を話すとまた混線。
グルッペンがこっち見たけど、なんや？
言ったら
《でもそれやと調子乗るんちゃうん？》
《それは君らの押し方によるかな！
じゃ、仕事に戻るから緊急以外は繋げないでねー》
通信が切れた。
誰も繋げ直さないってことは半信半疑、困惑といったところか...
押し方ってのが分からんけど、とりあえずかまったらええんやな！
「今日は何用で？」
インカムで話しとった間も動かんかったアイツに話しかけるグルッペン。
アイツに話しかけるなんて珍しいな！
さっそく実践か？
...アイツおったから声出したんアカンかったんか、ごめんな
「えっと、図書館へ行って参ります...」
いつもの元気はなく、上の空で答えて出ていった。
グルッペンに謝るんは後でにして、アイツの後を追うことにした。
ほかの奴らが実践すんのか見てみたいからな！
追いついた頃、アイツは侍女と話しとった。
なんでも来客が来たからアリバイ作って帰るとか...
え？アリバイ作って帰るってなに？
ご令嬢としては普通なんか！？
帰ることをグルッペンに言いに行くらしく、侍女と別れて早歩きで来た道を戻りだした。
なんや、誰にも会わんのおもろないな...
しゃーない、自分でやってみるか...
「ばぁ」
「ひきゃああああ！？！？」
先回りし曲がってくるであろう角から顔だけ覗かせ驚かせてみると、めっちゃええリアクションがきて笑うのを堪えるのは無理やった
「ｶﾊﾊﾊﾊｯ」
「ぞ、ゾム様......」
ビックリしすぎで声震えてるやん！
ええわぁ、やっぱこうやって驚いてもらうんがおもろいな！
イタズラが成功したので、さらに仕掛けてみたくなった。
どんな反応するんか楽しみで口角が上がったまま話しかける。
「帰るんか？門のところまで送ったるで？」
「...嫌な予感がしますので、お気持ちだけ受け取りますわ。
急用が出来てしまいましたので本日は失礼いたします」
いつものキレイなお辞儀してから走っていった。
...いやめっちゃ走るやん！
あのご令嬢おもろすぎやろ！
一頻り笑ってからマイクに手を伸ばした。
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あびゃ - あ、あ、あ、すきです………！ (2020年9月28日 18時) (
レス) id: f84fa23a4c (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - 7-10様 それなすぎてつらいです(?) (2020年9月20日 20時) (レス) id: 9961c78004 (このIDを非表示/違反報告)
7-10(プロフ) - あー！あーーー！！！すきです！！！！！！！！！悪役令嬢の！！概念が！！！壊れる！！！！！！！でもすき！！！！！！！！！！！！！ (2020年9月17日 3時) (レス) id: ffef8138f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2020年2月22日 20時
