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もう相手にするのもめんどくさくなったので、私はくるりと椅子の向きを変えバッグを漁り始める。
支給された機材やらなんやらを渡された時同様、ビニールバッグの中へと入れる。
そこへ
「おーい、Aいるか〜！」
『あ、はーい！います！』
寄れたスーツを着た上司が扉付近から書類を片手にこちらに向かって叫んでいる。
彼は私の上司の深澤さん。
深「悪いけど今日も張り込みな？」
『えっ、今日もですか？』
悪いな、と言いながら全く申し訳なさそうにない深澤さん。
ぽんぽんと書類の束で私の頭を叩くあたり最低だ。
嫌です！と視線を送り伝える、が更にテンションを落とす一言。
深「あ、今日も康二のやつ他の張り込みでいないから」
『え？！じゃあ私1人なんですか？！』
深「誰か適当にもう1人つけといてやるから。それと、お前、スカート案外似合ってるな」
いい傾向だ。と訳の分からない納得さえしている。
が、それはセクハラってやつじゃないですか？深澤さん。
それより、誰か適当な人って、前そんなこと言って連れてきたやつは途中で寝ちゃったしさ。
不安ばかりが膨れ上がる私を無視して
深「お、発見」
と、深澤さんは私を通り越して後ろにいる目黒に声をかけた。
深｢目黒、お前が行け。ちょうどいいだろ｣
『は？！』
私の馬鹿みたいにでかい叫び声を綺麗に無視し、目黒は
蓮「あ、いいですよ」
なんて微笑む、何故だ…。
お前のキャラだったら「張り込みなんて地味なの、俺にはちょっと」ぐらい言うべきだろ！
私の心を読んだのか、絶望的な色をちらつかせる私の目を見て目黒は笑う。
そしてカツカツと靴音を鳴らしながら目黒がこっちに近づいてくる。
入口辺りで話していたため女共がざわつき始めた。
うっさいな！！！
目黒は「いいんですけど」なんて困ったように言い続けるので深澤さんは怪訝そうに眉間に皺を寄せた。
深「なんかあるのか？」
どうせ私と２人きりなんて辛いとか言い出すんだろうな、と睨みつける。が。
ぽん、と後ろから両手に肩を乗せられたと思ったら
蓮「Aと2人っきりだと俺、、、」
『な、なに』
そのまま後ろから抱きしめてきて
蓮「欲、情しちゃうんですけど」
『なっ、、、は？！？！』
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
