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あのあとしばらく押し問答が続いた。
が、結局私が疲れてしまい足早に立ち去ったことにより終結した。
あーもう、軽く疲労で飛べそう。
「なに？ついに頭やられた？」
『ひど！てか”ついに”って前兆があったみたいに言わないでよ』
目の前で暴言とともにボロネーゼを食べる彼女は友人である桃葉。
高校からの友人で今は同じ署の交通第２課に所属。
桃「だってAばかじゃん。」
『ば…』
桃「挑発に乗って？そのままキス？？」
今は昼休憩。
昨日の出来事を事細かに報告したのだ。
そして。
普通に罵倒されている。
桃「目黒はね、あんたが挑発に乗るって分かってやってんの」
『ん？』
桃「だから、確信犯って話」
『まさか、私がキスするって分かってたってこと？』
桃「そう言ってんじゃん」
サラダをこれでもかと頬張りながら私は桃葉を見た。
…あからさまにバカにされてるけど、今回は認めざるを得ない。
『腹立つ！やっぱ奴は目に入る女全員自分の言うこと聞かせたいんだ』
桃「まじやめてくんない？」
『だって！そうでもなきゃ私とキスなんか…』
白い目で冷静な突っ込みを入れる桃葉に言葉をつまらせながらも今度はアイスコーヒーを飲んだ。
あ、ミルク入れてない…。
桃「それはどうかな」
桃葉は含みある笑顔で鶏肉のソテーをつつく。
『ん？』
桃「ずっと思ってたんだけどさ、目黒ってAに惚れてるよね」
『は！？』
私はないない！と言わんばかりに首がちぎれるほど左右に振った。
それでも桃葉は続ける。
桃「ま、聞いてよ。いくつか証拠もあるし」
『証拠？』
桃「そう。1つ目は目黒ってA以外名前で呼ばない」
『たまたまだよ。これだけ長くいるんだし』
桃「2つ目は目黒がA以外の女と長く話してるの見たことない」
『それは・・・偶然でしょ』
桃「否定ばっかしないで聞いてよ」
『す、すみません…』
考えてみればそうかもしれない。
が、そんなので好きだのなんだの決められることじゃない。
きっと思い違いだ。
肩をすくめる私に桃葉はにやりと笑って言葉を続けた。
桃「ま、極めつけは本人ね」
『なにそれ』
.
.
.
桃「高校の時も大学の時も、目黒が言ってたもん。あんたが好きだって」
もくもくとボロネーゼを食べる桃葉に私はフォークを落とした。
え、なにそれ。初耳なんだけど…。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
