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ニコリと笑って見せる目黒の目は本気だと分かる。
やつは全身全霊本気だ。
私はぎこちない笑みを返し、不自然じゃないように視線を外した。
天井に何故鏡がついているのだろうか。
それに変なビデオまである。
…あ、あれは…SM用のそれか。
と考えながら私はもう一度目黒の顔を見た。
目黒はサイドテーブルの戸棚を漁っていた。
『目黒さん』
蓮「なに？指示ならまだだよ」
『いえ、あの…』
ただ咄嗟に今日のことについて聞きたかっただけだ。けど、それをどう切り出したらいいのか今更になって考えていた。
『昼間のこと…怒ってますか？』
蓮「…」
ガサガサと手を動かしていた目黒の手が止まる。
変な質問してしまった。怒っていたのは私なのに。
長年のくせで目黒の機嫌を伺ってしまった。
溜息をつきながら目黒の返答を待つ。
蓮「Aはどう思う？」
『どうって…』
蓮「俺が怒ってると思う？」
え、なにその返し。
無茶ぶりにもほどがあるでしょ！
てかそれがわかんないから聞いてんじゃん。
と、言えたらいいんだけど。
選択肢は最低これらに絞られる。
1.怒ってるに決まってんだろこのノロマ
2.お前のことでいちいち怒んねえよ
3.そもそも忘れてたわ
だ。どれも同じくらい確率がある。
いやあの笑顔はお怒りの笑顔かもしれない。
結局のところ考えても目黒の思考回路なんて私には理解できない。
祈りを込めて
『そ、そんなこと忘れてましたよね、』
3番にかける。
蓮「俺の事馬鹿にしてんの？今日の思考それで半分以上埋まってたんだけど」
んなわけありませんでした！痛恨のミス！
しかもなんだか私の発言がさらに怒りを煽ってしまったみたいだ。
目黒はどこか不機嫌そうに長い足を組み換え、ネクタイを緩めた。
そして顔はいつもの笑顔ではなく無表情だ。
蓮「いい加減にしろよ？Aは忘れて欲しかったわけ？」
『え、えーっと怒ってますよね』
蓮「下を向くな、俺を見ろ」
その命令に勢いよく顔を上げる。
やばいこわい！目黒がキレてる！！！
内心は胃がキリキリしていたたまれないがこの状況から逃げ出す術はない。
蓮「邪魔。なんて言われて俺が何も感じないと思った？」
『でも、、、私はそう思っていたので』
蓮「…」
ちょっと！黙らないでよ！
無言で見つめられることがこんなに辛いのは目黒以外にない。
今日は怒らせてばかりだ、厄日かもしれない。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
