【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ49)

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48→悩みの夜ページ49

体育祭の終わりを告げる表彰式。
無論トップの3は表彰台に上がるのだが…

「ん”ん”―――！！！」

あれから暴れる事をやめない爆豪君は拘束され上がっている。
加えて常闇君と同じく三位である飯田君は家庭の事情で早退した。

「あはは……」

しかしその”家庭の事情”と言うのに引っかからない程、
一位が拘束されて始まる表彰式は異様で…かなり印象に残るものだった。

□

その日、私は家に帰り用事を済ましてすぐ寝た…

「……どうしよう」

訳では無く…
ベッドの中に入ったものの寝れずに居た。

理由はある事を悩み考えているからだろう。
と言うかそうなのだ。

「(私、轟君と友達ですら無いよね…？)」

お風呂で今日は頑張ったなぁと自分を賞賛した。
その最中に浮かんだ意中の人、つまりは轟君の事で引っかかる事があり悶々と…

こう言う時、クラスメイトなんて言えたらどんなに楽なんだろう。
…しかしながら私は彼とクラスメイトですら無い。

知り合い……同級生なんて遠すぎでは無いだろうか…

「好き、とかの前に友達にならないと……」

今更な事を今後の課題に置いてしまった日…

それは体育祭終わりの夜だった。