【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ27)

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26→忙しく終わった一日ページ27

プロヒーロー2人が重傷でオールマイトも軽傷。
そして緑谷君を抜けば生徒は全員無事だった。

しかし……

「(皆、大丈夫かな…)」

精神的な面では無事かは今の所、判らない。
本物の敵を目の前にしたのだからその辺りが心配だ。

精神のケアだって私の辷き事の圏内なのだから。
まぁ同い年に、しかもサポート科になんて出来ないかな…

そう暗い考えが心の内で生まれたが私はそれを振り払う。

私がこんなんじゃダメだと思いながら私はA組へと向かって歩く。
きっと事情聴取を終えて皆帰っているだろうけど念の為の確認だ。

そう思いながらまだ扉の開いている教室を除く。

「お茶子ちゃん？それに飯田君も…」

そこには意外にも仲の良い2人が残っていた。
声をかけて私は教室へと足を踏み入れた。

「あ、Aちゃん！」

「植包君、どうしたんだ？」

私に気づいて笑みを浮かべるお茶子ちゃんに要件を聞いてくれる飯田君。
うん、この2人はA組の中でも話しやすい人の上位に入るから気が楽だ。

「誰か残ってないか確認をと。2人はどうして…」

「デク君を待ってるんだ」

私の質問に眉を八の字にして答えてくれるお茶子ちゃん。
それに色々と納得が言って私は口を開く。

「そっか。じゃあ戸締りは委員長の飯田君に任せて良いですか？」

「あぁ、勿論だ！」

「ではお願いしますね。」

お願いをした後、さようならと私はお辞儀をして教室を去る。

後は研究室で植物の水遣りをしてからだが、
そこに置いたままの鞄を持ち帰路につくだけだ。

「(あ、でも出来れば材料を渡して薬をお願いしたいな…)」

なんて思ったが午後は結局動き続け体力が無い事もあり疲れている。
薬はまだ予備があるから明日でも良いだろう。

そう思いながらも研究室の扉を開けて何時もの様に水遣りを始めた。