25→明日はきっと筋肉痛 ページ26
「大丈夫ですか！？怪我した人は……」
中央に居た生徒は切島鋭児郎君と爆豪勝己君。
そして轟君に少し離れた場所だが緑谷君が居た。
緑谷君の近くにはオールマイトも居る様子だが…
「俺らは大丈夫だ。でもオールマイトが…」
「解りました。私が向かいますから切島君達はゲートに」
「おう！」
切島君がすぐ教えてくれた為私は止まる事無く、
怪我をしていると言うオールマイトの方へと向かう。
後ろから聞こえる声の感じだと轟君と爆豪君にも切島君が言ってくれているみたいだ。
「しょ、植包少女！？」
そう私が安心している最中だった。
私の事を視界に捉えたオールマイトは何か慌て始めたのは。
それを不信に思いながらも私は走る事をやめない。
「植包さん！と、止まって！」
「は、はい！」
緑谷君からそう大声で言われ私はその場で一時停止をする。
……あれ、何で止まってって言われたんだろう？
そう考えて2人に視線を集中させようとした次の瞬間、突如目の前に壁が出来た。
「！？」
「驚かせたね。だがオールマイトはこちらに任せて欲しい」
「わ、解りました…」
それに飛び跳ねて驚いた私を見てセメントス先生が優しく声をかける。
何故オールマイトだけ？と思ったが私は頷き来た道を戻す。
まぁ、平和の象徴オールマイトの治療を私がやるなんて烏滸がましいよね…
そう自己完結をして早歩きだった足を少し早め走る。
明日は筋肉痛になりかねないだろう……そう思いながら。
「植包さん、助けに来てくれたんだね！」
「は、葉隠さん。無事……ですよね？」
突然と声をかけられてあからさまに驚く私。
それでも仕事をすぐしようと思ったのだが…
「うん！大丈夫！」
「良かったです。」
葉隠透さんの個性は透過。
故に怪我をしているかも判らない。
まぁ、本人が大丈夫と言っているし…
暫く悶々と考えそうになったのは性格、だろうか？
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2017年10月16日 18時
