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Aside。
最初はまだ人が集まりきっていなかったみたいで、ドンドン人が増えてくる。
コナン「どうしたの？」
A「ううん。なんでもない。」
通り過ぎた人の香水がキツくて鼻がツンとした。
その匂いで周りが気になるようになってきて、頭の中がグルグルとしてくる。
コナン「ちょっと休もう？」
A「う、うん。」
コナンくんは私の手を引いてどこか扉から出た。
コナン「大丈夫？」
A「大丈夫だよ。ありがとう。」
廊下にあった椅子に私を座らせると、私の顔を覗き込んだ。
コナン「Aお姉ちゃん、感覚が敏感なんだね。」
A「え？」
コナンくんにその話したっけ？
コナン「すぐわかるよ。だって、Aお姉ちゃん香水の匂いがすると鼻の先を触るんだもの。目を伏せる時もあるし
人が多い場所が苦手っていうのは、それが関係してるの？」
A「へへ、凄いね。昔から過敏って言われてて、どうしてもクラクラしてきちゃうんだ。」
気使ってくれてるんだろう、コナンくんは私の両手を取った。
コナン「迷惑だなんて思わないから、すぐ言って？」
A「うん。ありがと。」
きっと大きくなったら新一みたいになるんだろうな。推理バカっぽいところあるし。
でも、新一よりナルシストではなさそう。
ふふと1人で笑うとコナンくんはポケットからハンカチを出した。
コナン「はい。」
A「ん？」
コナン「ハンカチ！いい匂いするでしょ？蘭姉ちゃんが気に入ってる……柔軟剤？」
A「うん。柔軟剤の匂い。」
コナン「それで鼻抑えれば、大丈夫」
この匂いも苦手？って言ったコナンくんに、ううんとハンカチを受け取る。
その気遣いに心が軽くなった気がした。
。
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藍梨 - すっごく面白いです！この作品に引き込まれるように読んでしまいました！続き頑張ってください、応援しています！ (2021年8月22日 15時) (
レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 彼女ちゃも、新一ことも心配しているし、大切な恋人だし、マジで、彼女ちゃが小さくなちゃたあ、続きが楽しみです (2020年10月31日 21時) (レス) id: de686f9f84 (このIDを非表示/違反報告)
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